車を買い替える理由も様々

 私が今乗っているスズキのKeiは走行距離はかなりいっているものの調子は全く問題なく、今年のゴールデンウィークも静岡から高速道路を使って岩手までの往復を無事にこなしてくれました。車の性能を維持するためには、最低限こまめなオイル交換は必要ですが、それほど大変な事ではありません。そういう意味では気に入っているのですが、車自体の性能とは関係ないところでの不具合があります。

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 写真はエアコンの吹き出し口ですが、上の部分に紙片がはさんであるのがわかるでしょうか。実は時間の経過とともにエアコンの吹き出し口が固定できなくなり、このように何かで挟んでおかないとそれ自身の重みで風が思ったところに当たらなくなってしまうのです。

 冬にはそれほど気にならないのかも知れませんが、夏の暑い時期にはやはりピンポイントで風を当てたいと思いますし、こうした対処法を知らない人にとっては、この不具合だけで車を手離す判断になってしまうかも知れません。こういう細かいところの作りの良し悪しはユーザーの満足度にもつながってきますから、決しておろそかにすべきではないと私は思うのですが、価格競争で使う部品の質を落とし、できるだけ早いサイクルで買い替えてもらえるような物作りをしているのかなと思われても仕方がないと思いますね(^^;)。

 車を買い替える人の中でも、今回の例のように本来の車の動力性能以外の不具合がきっかけになることが少なからずあるでしょう。よく聞くのがパワーウィンドウ不良ですが、修理するにも結構費用がかかってしまうので、そこで判断してしまうのかも知れませんがまた十分乗れる車がそういう理由でスクラップになってしまうというのはもったいない気がします。

 他の車を買い替える理由として、税金がエコカーの場合に安くなるというものもありますが、古い車を一台つぶすのにもかなりのエネルギーがかかり、ゴミになるということもあります。新車に乗り換えるのが全ていいのかということも考えつつ、今乗っている車を大切に使うという選択も今後どんな変化があるかわからない状況の中ではありなのではないかと思う今日この頃です。


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