草津温泉 3つの立ち寄り湯がお得に利用できる「ちょいな三湯めぐり手形」

 今回、私のいる静岡県からJRの普通列車のみを使って何とか日帰りできるところで、なかなか行くことのない場所はないか探していてはたと思い付いたのが群馬県の草津温泉でした。新幹線の駅のある高崎駅から草津方面には、作る作ると言われつつ今だにできていない八ッ場ダム建設予定地のある川原湯温泉を通って長野原草津口駅からバスで向かいます。途中、テレビでさんざん見たものすごく高いところを通る橋や、ダムができると吾妻線自体のルート変更があるので、建設中の線路があるところを通りぬけ、長野原草津口駅にたどり着きました。

 当初は手前にある中之条駅からバスが出ている四万温泉にしようか迷ったのですが、四万温泉の方がバスで到着に時間がかかるということもあり、温泉としての見栄えも広大な湯畑を持つ草津の方がいいかなと思って決めました。そうは言っても四万温泉も個人的に大好きな温泉地で、近くには川そのものが温泉になっている尻焼温泉なんてのもありますので、改めて車で訪れる際には周辺の温泉も訪れてみたいと思っています。

 草津温泉は写真の湯畑が有名ですがここに直接は入れません(^^;)。昔から地元の方が常用する公衆浴場がたくさんあり、昔は観光客でも地元の方に最大の敬意を払いながらこじんまりとしたお湯に入れてもらった記憶があるのですが、とにかく温度が高いのが入り慣れない観光客にとっては大変です。熱いからといって水でうすめようものなら、せっかくの温泉の成分を薄めてしまうことになってしまうので、温泉の効能を期待している人にとっては大きな迷惑になります。そこで体に無理をしてでも熱いお湯に浸かったのですが、ちょっと浸かっただけでも体が真っ赤になってしまって大変でした。そんな昔と違ったものとして、湯畑のそばに新しい公衆浴場「御座之湯」がオープンしていましたので、とりあえずそこに入ろうと暖簾をくぐりました。

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 今回入った湯は石敷きの「石之湯」で、日替りで男女の浴槽が入れ替わります。もう一つの浴槽は全体が木で作られた「木之湯」で、冬は床に腰掛けても感触が良さそうなこちらの方が良かったですね(^^;)。中には「湯畑源泉」と「万代源泉」の2つの浴槽があるだけの内湯でしたが、何よりできたばかりで気持ちがいいですし、湯畑から引かれたお湯に入ることができるというのは地味にうれしいものです。湯畑自体も一回りして写真をとりまくってきましたが、これだけでも十分草津の湯を感じることができたような感じがします。

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 草津温泉の立ち寄り湯はここ以外にも「大滝乃湯」「西の河原露天風呂」の3つあり、今回利用したのはここを含め他の2つ(都合3湯)のお湯にも入ることができる手形でした。料金も別々に入場料を払うよりも安い1,300円となっており、さらに言うと手形には期限がありません。つまり、今回は一カ所しか入らなくても次に来た時に入ればいいというわけです。写真のようにハガキの大きさで、切手も貼れるようになっているので、郵便局で風景印を押してもらい、温泉好きの友人のところに送るという技も使えます。最終的に3ヶ所のスタンプが集まると、最後に行った施設で完湯(かんとう)認定証がいただけるのだとか。私が行った時の草津は辺り周辺かなり雪が積もっていて、勢いで露天風呂に行ったら風邪を引いてしまいそうだったので今回は一ヶ所だけで我慢しました。残りの二ヶ所は車で行ってもチェーンが必要ない時期にしようかと思っています。

 実は私が出掛けたその日には、たまたまイベントで夜に温泉街に灯籠を出してライトアップするということだったのでそのまま勢いで停まってしまっても良かったのかも知れませんが、実は今回の旅は18きっぷを使う旅の前哨戦でありまして、その時の勢いで18きっぷの残りの枚数を消費することはできなかったのです。それでも、今まで何回も行っていてわかったつもりになっていた草津の温泉の新しい面も感じることができまして、行って良かったと思える旅でした。そして手形の方はあと2カ所残っているのでまた改めて車で出掛けて今回は味わえなかった草津温泉の別の面も堪能してきたいと思っています。


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