社会にある暗黙の了解の裏を読む

 このブログでたびたび紹介している、モバイルデータ通信における大手通信会社(今のところはdocomoとau)から回線を借りて安く提供しているMVNOですが、確かに大手三社と契約をするより安くて縛りのない契約を選べるというメリットはあります。しかし、その安い金額で、高い料金を払っている人と同じように使えるということは厳密に言えばあり得ないとわかって使う必要があるように思います。逆になぜ安く提供できるのか知ることにより、MVNOが提供する範囲で便利に使えるということになるわけです。これは社会の仕組み全般に言えることだと思いますが、なぜこうなっているのかということを考えるようにする方がいい場合があります。

 これから車でレジャーに出掛ける場合、水分の補給は大切です。車での移動ですから高速道路一般道を問わず、サービスエリア・パーキングエリアや道の駅、コンビニやスーパーなどを利用する場合もあるでしょう。そういった場所で最近トラブルの事例が結構あるという話があります。上に挙げたような施設において、好意で提供しているサービスを過剰に受けようとする人がいるという話です。観光施設や商店街では日本国内のしきたりを知らない海外から来た観光客がやり玉に挙がっている場合もありますが、生粋の日本人でも結構そういう人はいるのではないでしょうか。

 例えば、自動で使える給茶器から多くの人が持参の水筒に満たすまで注き、中に入っているお茶の葉がすぐに無くなってしまうとか、スーパーの氷を生鮮食料品を買わなかったり、そもそも何も買わないでごっそり持って行ったり、同じくスーパーに設置されている無料の休憩所で持ち込んだ食品を食べたり、長時間酒盛りをして居座るようなこともあるようですね(^^;)。私も以前は給茶器から水筒に移すことをやっていたこともあったのでえらそうには言えませんが、最近では給茶器自体に注意書きとして書いてあったりすることも多くなったので、多めの飲み物が欲しい場合は商品を買って移し替えるよう心掛けています。日本ではお茶は無料という意識のある人が多いわけですが、多くの人が押し寄せるドライブイン系の施設でのお茶にかかる経費はばかにならないものがあることは確かです。このように、サービスを提供する側がどういう意図で無料のサービスを提供しているかを考えながら利用していかないと、無料のサービス自体が無くなる方向に向かいかねません。

 先に挙げた海外から来た観光客のマナーの問題というのは、もちろん自分のお国での慣習をそのまま旅先でも行なってしまうことはあるでしょうが、その中には日本人が行なっている行為を真似ている場合もあるかも知れません。そうでなくとも今後の東京オリンピックに向けて、日本は海外からの観光客を多く呼び込む傾向にあるでしょうから、多くの人が悪いと思いながらやっている事を海外からの観光客に真似されることのないように、旅行先での行動には気を付けたいと個人的には思っています。


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