理屈通りには行かない? 中高生のスマホ選び

 知り合いの方と格安スマホの話をしている中、その方のお子さんが中学校に上がるについて、スマートフォンを持たせなくてはという話になりました。

 私自身でも格安のSIMカードを使ってスマートフォンを使っていることもあり、ネットで動画を見てちょっと調べものをして、コミュニケーションでツイッターやLINEをするだけなら格安スマホに格安SIMカードの組み合わせで何ら問題ないように思います。その際、今MVNO各社が売り出している通話もできるプランで契約すればキャリアメールはできないものの、通話およびSMSは問題なく使えます。IIJmio系列の契約では、最安のプランでも4月1日から月間3GBまで高速で使えるようになりますし、比較対象としては1日ごとの高速クーポンが付き、さらに050plusというIP電話の月額使用料が無料のocn モバイル oneのどちらかのSIMを契約すれば十分だという風に個人的には思います。通話を友人や家族間でする可能性が高い場合は050plusを使うか、そうではなくもLINE電話を活用するようにすれば、端末代は別にしても通信費を月額2,000円以内で収めることも可能です。

 ただ、このように合理的な理屈で計り切れないのが学校内の微妙な人間関係というやつで(^^;)、貧富の差というわけではありませんが、大手3キャリアと普通に契約したiPhoneやXperiaを持っている人と比べられると、格安スマホに格安SIMを使っているというのは子供の心にとっては微妙に影を投げかける場合もあるのではないかと取り越し苦労的な心配をしてしまうところもあります。

 あえて、友達同士でのスマホ見せあいに対応できるように、新型のiPhoneやXperiaのdocomo白ロムを用意して与えるという方法もありますが、これもいろいろ状況を考えるとこれでいいとは断言できないでしょう。というのも、子ども同士では新型のスマホを持っているとなると、当然キャリア契約をしていてフルでいろんな機能が使えると思うでしょう。そんな中、中のSIMカードが格安契約だったことがわかればかえって友だちの中で軽蔑の対象になりはしないかということも考えてしまうのですね(^^;)。それならいっそ最初から開き直ってブランド力はないながらも性能はそこそこで外部メモリカードも使え、LTEおよびFOMAプラスエリアに対応したZenfone5あたりで始めるとか、そんな選択もあるのではないかと思ったりもします。

 こういう話をその方にしたら、とりあえずは子どもさんの友人がどのようなスマホを持っているかを確認した後で、格安SIMに格安スマホ(または程度のいい白ロム購入)の組み合わせにするか、大手キャリアで契約するかを判断するという話に落ち着きました。こちらの都合だけでは何ともならないというのは歯がゆいですが、強制的に与えたスマホがいじめの原因になってしまうなんてことになったら困りますし、子供に甘いと言われても子供同士のコミュニケーションの中で問題にならないものに落ち着いてくれればいいと思っています(^^)。


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