災害に備える「付箋紙」よりも私は「布テープ」

 東海地震がいつ来るかわからないという土地柄のせいか、私の住んでいる静岡県では他の地域と比べて災害に備えるための情報提供が多いと思います。ラジオで毎日防災関連の情報を流すコーナーがあって、そこで先日勧められていたのは、自宅のポストの中に付箋紙とペンを常備しておけばどうかというものでした。

 外にこれらのものを備えておくと、自宅から移動する場合に移転先や家族の状況を付箋紙に書いて貼り付けることによって、後から来た家族や親戚が安否情報を簡単に入手することができるだけでなく、再び戻ってきた来のための情報発信にもなるとのこと。これは全くその通りなのですが、個人的には付箋紙をポストの中とは言え外に出したままにしておいていざという時に使えるのかという疑問もわきます。

 だれにでもわかるように玄関先に付箋紙を貼ったとしても、強い風が吹いたり、大雨で濡れてしまったらいくら大切な情報が書き込まれてあったとしても用をなさなくなるかも知れません。それなら、少々の雨でも剥がれず、直接油性ペンで字を書くことができる布テープと油性ペンのセットの方が実用的ではないかと思えますね。

 布テープというのはダンボールの梱包などに使ったりしますが、車でドライブ中でも落ちそうになった部品の一時的な補強に使うこともできますし、窓が割れた場合にダンボールなどをあてて雨風が入らないように塞ぐために使うこともできます。このように、様々な災害時に使える道具としてまとめて用意しておくことにしました。

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 例によって100円ショップのダイソーですが、布テープは15mという小さいものが税抜100円になっています。色は一番文字を書くのに適した白色のものを選び、油性ペンは日本メーカーのプラチナ万年筆のなまえペンです。これをポストの中ではなく車の中のすぐに取りだせるダッシュボードの中に入れておくことにしました。家族が最初から合流できている場合でも、自分の衣服に切った布テープを貼り、そこに名前と住所を書いておき、お年寄りや小さいお子さんがはぐれても大丈夫なような名札の代用としても使えます。常備していて車の走行中のトラブル時に使ってもいいでしょうが、できればこの2つをセットで同じ場所に置いておくことが重要です。とにかく応用範囲が広いので、必要に応じて同じセットを別々の場所に分けて置くのもいいでしょう。興味のある方は、100円ショップに出掛けた折にでも手に入れてみてください。


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