民放公式テレビポータル「TVer」は使えるサービスか

 2015年10月から、在京の民放テレビ局が共同で運営する見逃し番組をネット上で再配信するサイト「TVer」のサイトがオープンしました。各社はドラマやバラエティ番組などを週に10番組くらい1週間限定という形で広告は付くものの無料で配信することになるそうです。今までも独自に見逃し配信を行なってきたテレビ局はありましたが、同じサイトでまとめて配信するということになると、利用する方もまとまって見られます。サイトからメールアドレスを登録すると、サービス開始前の案内がメールで送られてくるそうなので早速私もメールアドレスを登録しました。

 この種のネット配信では、どの辺まで自由に配信するソフトを見させてくれるかという事が多くの人に使われるかのポイントであると思います。人気番組をどれくらい配信してくれるかとともに私が気になるのは、タブレットやパソコンだけでなくテレビ画面に映して簡単に見られるかということです。

 個人的に楽しみだった「Gyao!」のサービスを使ったテレビ東京の見逃し配信は、最初の頃にはChromecast対応で簡単にテレビ画面で番組を見ることができたのですが、突然Chromecastでテレビ画面から番組を見ることができなくなりました。テレビで直接見られるなら通常のテレビ放送と同じように家族で一緒に見ることもできるのですが、パソコンやタブレットでしか見られないと、とたんに一人専用のような感じになるような気がします。Chromecastに対応しているネット配信サービスを使うと、ネット配信と電波を受信して見る事の垣根を越えるという印象になります。見逃し配信という点についていうと、まさにビデオいらずで特定の期間なら自由に見られるということで、もしChromecastに対応してくれれば、個人的にも、家族単位でも気軽に見逃せるという感じになると思います。

 今回の見逃し配信サイトにはちゃんと広告も入るということで、録画したものを見るよりも広告主は確実に広告を見てもらえる(早送りで飛ばされる心配はない)わけですし、見逃し配信を利用した数はデータ化されることで、むしろ一般視聴者の視聴動向を調べるよりも簡果により積極的に番組を見たい人の動向を調べられるようになると思います。だからこそ、大画面のテレビで家族一緒に見られる環境を見逃し配信であっても作って欲しいと思いますね。


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