最近のデジカメの傾向は

 テレビを見ていてよく見るコマーシャルに、iPhone6で撮影したビデオクリップをただ流すだけのものがあります。確かに昔の携帯電話で撮影した動画と比べるととんでもなく高画質で、ショートムービーくらいならiPhone6でも十分ではないかと思えます。

 そのせいか、いわゆる安価なコンパクトデジカメの存在価値がなくなり、以前はかなりの種類があったものが、今ではやはりコンパクトデジカメは高画質・高倍率というような特徴がないと売れなくなってきたのだなとしみじみ思います。

 ここ最近までデジカメに関する物欲というのはほとんどなかったのですが、このようなデジカメ業界の変化に伴って、いつかは買おうと思っていたデジカメが近い将来には買えなくなるのではないかと思って色々調べているところです。具体的には、単三電池のエネループが使えるデジカメ全般について、そろそろなくなってしまうのかなという感じですね。

 元々、デジカメがヒットするきっかけを作ったと思われるカシオのQV-10は単三アルカリ電池4本で動くものでしたが、エネループ以前のニッカド電池を入れて電池代を節約して使っていたことを思い出します。その後、ハイエンド機からエントリー機まで単三電池が使えるものは結構多くあったように記憶していますが、デジカメ自体が小さく薄くなっていくに従って、専用のリチウムイオン電池を使ったものが主流になり、さらにわずかにエントリー機に残っていた単三使用機も、最初に書いたスマートフォンのカメラ利用者増加により一気になくなってしまいました。

 そんな中、レンズ交換式の一眼レフデジカメの中で唯一残っていたのがペンタックスブランドのK-30 K-50と続くシリーズでした。まだK-50の方はかろうじて新品で購入可能ですが、これらの機種の後継機として出てきたのが、リチウムイオン電池専用のK-S1 K-S2ということになると、単三電池が使えるものとしてはとりあえずK-50が最後かなと思われます。

 新品で買うならそろそろタイムリミットかなと思うのですが、本当にいざという時のためにというものなら、中古でもいいかなという感じもするので困るのですよね(^^;)。新たに買うレンズ交換式カメラということになると、その後にさらにお金がかかるという問題もありますし。ただ、予備電池の心配をせず、安く買い足せるという点ではこのまますたれてはもったいないと個人的には思います。

 あと考えていることは、決してこれはスマートフォンのカメラでは撮影できない、星の姿を風景とともに映す写真が撮れるカメラを手に入れたいなということです。ちなみに、紹介したK-50を含むペンタックスの一眼レフで使える「アストロレーサー」というアクセサリがあれば星の日周運動を追尾してくれるので、三脚にカメラを固定して長時間の露出をすれば、星を線でなく点で写すことができます。ただ、せっかくのデジタルなので、内部の処理技術によってもう少し簡単に星やホタルが撮れるデジカメというのにも興味が引かれます。個人的には今持っているオリンパスE-PL3と電池やレンズ・各種アクセサリーの使い回しができる後継機のE-PL7には星を撮るためのライブコンポジット撮影機能が付いているそうですが、まだ前機種のE-PL6が底値で売られているため、ちょっと高いのが残念です。K-50のレンズキットとアストロレーサーを先に買うか、E-PL7のボディが安くなるのを待つか、悩むところです(^^;)。


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最近のデジカメの傾向は」への2件のフィードバック

  1. ぐっち 投稿作成者

    はじめまして
    いつも、更新を楽しく読まさせています
    乾電池で駆動するデジカメですが、僕はCanon EOS 5D MarkⅢにバッテリーグリップを付けてeneloopで使用しています
    eneloop6本使用で大体500枚くらい撮影できます
    Canonですと他にもバッテリーグリップが付く一眼デジカメなら乾電池で使用できるものがまだありますよ
    一応参考までに。

  2. てら 投稿作成者

    ぐっち さん コメントありがとうございました。
    確かに、バッテリーグリップを併用すれば様々な状況に対応できますね。キヤノンの対応する一眼レフを買い直していけば、常に単三電池が使える環境はキープできますし、高画質の映像を追求するならエントリー機のK-50よりもキヤノンの一眼レフで揃えてしまうパターンは有りだと思います。

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