普段は使わないがいざという時に役立つもの

 私が日常生活を行なっていく中で、以前はかなり使う機会があったのに最近ではほとんど使わなくなったものに、栓抜きと缶切りがあります。というのも、以前ならそこまで簡単に開けられる瓶詰め缶詰はなかったように記憶していますが、ガラス瓶がペットボトルに置き換わり、缶詰もプルオープンで簡単に開くものが主流になってしまいました。この事自体は悪くないことなのですが、これで全てのものがいつでも簡単に開けられるかというのは別の問題です。

 しかしこれだけそんた品物が充実してしまっていると、同じような製品なら簡単に開けられるものを選べばいいだけで、もしかしたらすでに栓抜きや缶切り自体を知らない人も増えているのかも知れません。しかし、最近になってどうしても栓抜きを使わなければならない状況に陥ってしまいました(^^;)。

 というのも、以前お中元か何かでいただいた「飲むお酢」を開けようと思ったら、この瓶が王冠を使って密封されていたので、栓抜きがなければ飲めなくなっていたのでした。さすがに最近は使わなくなったとは言え、自宅には栓抜きも缶切りもあったのでしまってあった栓抜きを探し出し、無事に開けていただくことができましたが、家に道具がなければそのためだけに栓抜きを買いに行かなければなりません。やはりいざという時のためにこうした道具はすぐ使えるように用意しておくべきだと実感した次第です。

 今後私たちが大規模な災害に遭遇した際、日本全国からやってくる支援物資の中には、やはり栓抜きや缶切りを使わないと食べたり飲んだりすることができない物資も混ざっていることが予想されます。ガラス瓶を王冠でフタをしたり、缶切りが必要な缶詰を作っているところというのは古い機械をそのまま使っているところで、簡単に製法を変えてほしいとも言いにくいところもあるでしょう。海外からの輸入品ならなおさらで、自分で品物を選べない特別な状況では自らの力で何とかしなければならないことも出てきます。

 私たちはついつい今の生活が当り前に思ってしまうと、もしそうした便利さがなくなったらどうなるかということを考える想像力が衰えてしまう傾向にあると思います。防災用品でも誰かが作ったリストを見ながら揃えるのはいいのですが、今回紹介した栓抜き缶切りなどは、私たちが普段は扱わない形で密封された食料品があって初めて実用になるもので、そうした製法があることを知らなかったり忘れていたとしたら準備する品として全くのノーマークになってしまいます。これに限らず、普段の生活では使わないが、何かの拍子に必要になるものはないかと考えることもこれからは重要になってくるような気がします。

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 ちなみに、私が今回の事で以前購入していたのが、100円ショップで購入したものは栓抜きと缶切りの他にワインオープナーが付いている、ちょっと前ならどの家庭にもあった一般的なものです。最近では新たに買う事も少なくなったのではないかと思いますね。それでも、非常用持出袋にこんなものでも一つ入れておけば、梱包用の荷ひもを切る用途としても重宝しますし、念のためという意味も含めて一つ用意しておくことも無駄にならないのではないかと思います。


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普段は使わないがいざという時に役立つもの」への2件のフィードバック

  1. 盡命 投稿作成者

    必要ですね
    これ一つで生死を分ける時もあるかもしれないな…[E:memo]

  2. てら 投稿作成者

    盡命 さん コメントありがとうございました。
    一般的に、何を用意すべきかというものはいろいろあるものの、実際にその場にならないと気が付かないものもまだ沢山あるだろうと思います。そういうものを日常生活を送っている中から見付けるのは案外難しいものですが、これからも気が付いたものがあればここで紹介させていただきたいと思います。

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