日常生活の中でも災害シミュレーションは可能

 先日、親戚の子供のお誕生日のお祝いをすることになり、ケーキを買ってきました。そこまではいいのですが、ケーキ屋さんが付けてくれたキャンドルをセットしようとしてあることに気付きました。キャンドルはあってもどうやって火を付けるのかということです。

 私の生活の中では、火を使う事があってもひねれば付くガス台くらいしか使いません。更に、オール電化の家なら家の中で火を付ける機会自体がないわけです。昔のものが残っている家ならマッチやライターの類が置いてあるかも知れませんが、それほど物持ちが良くなければいざという時に火を起こすことはできないのです。個人的にはそういう時のために着火用のライターを備えていたはずだったのですが、恥ずかしい話どこにしまったのか忘れてしまい(^^;)、結局箪笥の奥に長いこと仕舞われていたマッチの方が先に出てきてしまったのです。

 今回の行動は災害とは全く関係ありませんが、もし災害に遭った場合に同じことに遭遇したら、最悪の場合生命にも関わるような状況にもなりかねません。そう考えると個人的にはかなりショックな出来事でした。

 私の場合には夜に災害が起こった時にすぐに別の明かりをどこにいても取り出せるのかということや、どの部屋でもラジオが聞けるようにすることには結構重点を置いていて、家のどの部屋にいてもすぐ電池式ライトやラジオを使える状況にはあったのですが、まだまだ準備は不十分でした。今回の話は単なるお誕生日祝いの話に過ぎませんし、日常的にマッチやライターを多用するような暮らしをしていると、子供がいたずらして別の災害を生じさせる原因にもなりかねないので、単純にマッチやライターを増やせということでもないのですが、少なくともどこかにしまっていてもいざという時にはすぐに出てくるような準備を常に心掛けたいとしみじみ思いました。いわゆる避難訓練になると下準備をした上での訓練になるので、今回のような問題は起こりませんがいざという時の役に立つかというのは疑問です。そういう意味では、自分の生活の周辺で突発的なトラブルが起きた時、それをどう解決するかということを災害時の自分に置きかえて考えるだけでも様々な行動シミュレーションが可能になります。その場合、できれば大きなプラン1つだけでなく最初のプランがうまくいかなかった場合のもう一つのプランを用意することも大切だということです。私の場合は最低限必要な物については、賞に身の回りにあるバッグや家の中のしまい場所の他に、車の中にも入れておくようにしようと思いました。ここを読んでいる皆さんも、いざという時に必要なものをすぐに出してきて用意することができるかどうか、何かの機会に試してみることをおすすめします。


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