旅先で出会う本もある

 先日、インターネット環境がない知り合いから50冊以上という大量の書籍購入を頼まれ、膨大な量のリストをパソコンに打ち込みながら注文する羽目になりました(^^;)。さすがにものすごい量なので、入力するにも結構時間がかかり、一日仕事になってしまったのですが、さていよいよまとめて注文しようとパソコンの画面上をクリックしたらことごとくエラーメッセージが出てきてしまって参りました。

 購入先のサイトはアマゾンだったのですが、カスタマーセンターに電話して聞いたところ、私のように膨大な量をまとめて注文する人がいないのか、だいたい注文数20点を超えるとエラーになって注文できないことがあるというのが確認できているとのことで、しょうがないのでいったんカートに入れた商品を出し入れしながらやっとのことで注文をし終えました。

 その際、知り合いがどこから調べてきたのか、リストに挙げられていたものの一つに、どこへ行っても商品として出てこなかったものがあったのでさらに調べたところ、ダウンロード販売の電子書籍だったのでした。さすがにネット環境のない知り合いには読めない本であるということで、これだけは注文しても駄目だと知らせたのですが、今後電子書籍が当たり前になってきた場合、こういったアナログ派の人たちは読みたくても読めない本が増えてしまうかも知れず、これからどうなるのかなとちょっと不安になりますね。

 それでも、今回のように決まった品物を注文するのにはインターネット経由で直接注文するほうが新刊書も古本でも楽でいいですが、電子書籍ではない紙の本というのは、ふと旅先で立ち寄ったお店でびっくりするような出会いをすることがあります。私はこうした出会いに魅力を感じる人がいる限りは、紙の本が廃れることはないと信じたいのですが。

 車で出掛ける場合、なかなか街の古くからある古本屋さんを巡るというのは事前にリサーチをしてから出掛けるのは難しいかも知れません。そこまでする気もないという場合でも、ブックオフのような近郊地区にある大型の古本屋さんでも興味ある本が置いてある場合があります。

 私の場合は土地のガイドブック替わりに郷土資料の類を見付けて、その本で紹介されている場所を巡るなんてこともあります。そうでなくても105円で売っている本の中で面白そうなものを見付け、旅の途中で時間が空いたり、夜眠れない時にでも読んでみるというのもいいでしょう。案外そうして出会った本の方が、人生の中で忘れがたい本になったりするかも知れません。旅先でちょっと時間が空いた時にでも、手近なところにある本屋さんを訪れてみるのはいかがでしょうか。


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