旅先での写真管理とWi-Fi

 今回の京都方面への旅は普段の生活ではあまり見ることのない京都での雪に遭遇したため、写真は結構撮りまくってきました。デジカメだけを持って移動していた時にはあまり考えなかったのですが、今ではデジカメから画像をスマートフォンに飛ばしたり、スマートフォンから直接ネットにアッブできる環境が普通になっています。私の場合はさらに、撮影した写真をネット上のクラウドでバックアップしているため、できれば旅行中にも最大サイズで撮影した画像ファイルのアップロードができれば、もし写真が保存されているハードを無くしたり壊れたりしても安心なので何とかしたいところです。

 そうした一連の作業を全て自分の持っているデータ通信カードで行なう場合には注意が必要です。たとえデータ通信容量が7GBあったとしても、写真1枚のファイルサイズが大きければ大きいほど、データ転送の際に多くのデータ容量を消費してしまいます。私の場合は各種アプリの設定を、Wi-Fiで接続した時だけアップロードする設定にしています。

 今回、私の宿泊先の友人の家にはWi-Fiの設備があったので、その環境を使わせていただき、デジカメで撮影した写真とスマートフォンで撮った写真をまとめてスマートフォンからクラウドにアップロードできました。しかし、例えばホテルに宿泊した場合、場所によっては有線LANの設備はあっても無線の環境がない場合や、そもそも車中泊の旅だと夜間の車の中では高速でのWi-Fiを使用できる以前の環境に甘んじる場合もあるでしょう。もし旅行中に自分の撮った写真を何とかしたいなら、それ相応の対策を考えておく必要があります。

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 まず、有線LANしかなかったり、部屋でのWi-Fiサービスがあってもなかなか安定して接続できないようなホテルに泊まった場合ですが、有線のLANケーブルに繋いで有線を無線化する周辺機器があります。これなら安定して無線による接続が可能です。ホテル用と銘打った小型の無線ルーターもそれほど高くない値段で購入できますので、一つ用意しておいて旅行用のセットの中に入れておくといいでしょう。私の持っているものはパソコンのUSB端子からも電源を取れるタイプのものなので、別にACアダプタを持って行く必要がなく、旅の荷物も減らすことができます。

 そして、高速のWi-Fi環境を自分で構築できないまま車中泊旅をされている場合ですが、ここは素直に公衆無線LANの使えるスポットを活用するのがいいでしょう。すでに携帯3社の契約をされている方は、無料あるいは月々の少ない支払いで利用できる仕組みがあると思います。そのサービスが使える場所まで行って画像データのアップロードだけを行なうことは可能です。MVNO契約で公衆無線LANの契約がない方でも(公衆無線LANサービス付きのSIMカードならより簡単に接続可能なので検討の余地あり)、国内の無料のスポットや、コンビニで提供されているサービスを使ってアクセスは可能です。セブン-イレブンは一日の時間制限がありますが、ファミリーマートやローソンでは登録さえ済ませてしまえばスマートフォンで簡単に高速通信が使えるようになりますので、一通り登録しておけばいざという時の備えになります。

 今回の旅ではかなりスマートフォンで撮影した写真が多く、Wi-Fiが使える環境にあったことでスムーズにクラウドへのバックアップに活用できました。旅先でのモバイルというとスマートフォンやタブレット端末でLTEや3G通信だけあればいいと思いがちですが、特にどこにいても写真のバックアップを行ないたいと思われる場合は、スマートフォンのWi-Fiを使えるように用意だけはしたいものです。


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