必要なメモを保存しよう

 夏の暑さを克服する方法というのは、車の中でエアコンを使えないことを前提にして考えると、この季節は最も車中泊には向かない時期と言えます。しかもここのところ全国各地でいきなりのゲリラ豪雨に見舞われる可能性があることを考えると、できればもう少し穏やかな天候の時に出掛けたいものですが、長い休みを取ることができるのがお盆期間だけということになると、つい無理をしてでも出かけてしまいたくなりますね。家族と一緒に出掛け、泊まるところも人の出入りの多いところを選ばれる方はそれほど感じないかも知れませんが、一人でひっそりと車中泊をと考えておられる方は、いつ自分が災害や犯罪に巻き込まれないとも限りません。そんなわけで、いざという時のため、自分の事を他人に知らせるための覚え書きの内容について考えてみました。

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氏  名
性  別
生年月日
血液型 
住  所
自宅電話
緊急連絡先
勤務先 
勤務先℡
常備薬 
アレルギー 
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 基本はこのくらいかと思いますが、これらをメモしたものを何らかの形で身に付けておけばいざという時に適切な医療措置および家族への連絡を期待することができます。一人暮らしで自宅に連絡しても意味がないような場合は緊急連絡先を複数の場所に分けて親戚の連絡先を記入しておくようにすればいいと思います。また、個人情報の流出を危惧される方は、上記の内容を必要な人だけに見せる工夫として、パソコンを利用して上記内容を携帯電話のカメラを使って読み込めるQRコードの形にしてプリントアウトするという技もあります。ちょっと勘のいい方なら、これは携帯電話のカメラで読み込めると思うでしょう。メモとして持ち運ぶのが大変なら、宛名用のシールになった用紙にプリントして持ち物に貼り付けておくなど、お金をかけずに工夫する余地はありますね。

 こうした情報の中、特に「常備薬」の項目はいざという災害時には役に立つこともあるでしょう。毎日薬を欠かさず飲んでいる人であっても、その薬の名前など細かいところまで常にそらんじているわけではありません。急に避難する時はもちろんですが、旅にまで薬袋を持って行かれる方はそうそういないと思います。自分が飲んでいなくても両親や祖父祖母が飲んでいる薬について、細かいところまで聞いておけば、本人の代わりに毎日飲んでいる薬を正しく処方してもらいやすくなります。家族でお薬を常用している方がいる場合はその人のためにメモしておくというのも十分ありでしょう。今回挙げさせていただいた内容以外にも、普段の生活の中で調べなければ出てこない情報がある場合は、積極的にメモとしてすぐ見ることができるところに置いておくことが必要になってくるかも知れません。

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