保冷や保温した状態を持ち運ぶために、必要となるのがクーラーボックスであり、このブログでも複数のクーラーボックスを紹介してきましたが、車内のスペースの関係からなかなか車の中でかさばるハードタイプのクーラーボックスを常備できないというのが正直なところです。そうして持ち出すのを忘れたときに必要になることが多いというのも困ったものなのです。
どうしても持ち運びたい場合はホームセンターや100円ショップなどで発泡スチロールの安いクーラーボックスを現地調達するのも手ではあるのですが、もう少しスマートに、折りたたんでしまっておけるソフトクーラーボックスの中でもごく小さいものを用意しておけば、魚介類や果物でも標準的なパックに入ったものを入れて持ち運びができて(当然保冷剤の用意は必要ですが)便利になるかも知れません。
・モンベル クーラーボックス 2.5 L 15x21x8cm
・ISUKA コンパクトクーラーバッグ 15x21x8cm
・マウンテンダックス ランチキャリーショート 16x22x9cm
私のいるところにある登山用品を売っているお店は3店あるのですが、平べったくて折りたたんで持ち運びしやすそうなソフトクーラーボックスがものの見事に3種のものが別々のお店に置かれていたのでした。価格的にはイスカのものが一番安く、他の2つは1,700円前後と同じくらいで、その見てくれとは逆にこの種のクーラーボックスとしては、ちょっと高いのではないかという気もしないではありません。そこで、改めてこの3つのクーラーボックスを比較してみることにしました。
まず、大きさで言うとランチキャリーショートが若干大きめですが、大きさの差はわずかなのでそれほど神経質になることもないと思われます。外は布地で、中にウレタンが入っていて内部は断熱用のミラーシートになっています。
3つ店頭で触ってみた中での違いは、細かいところにあります。イスカのコンパクトクーラーバッグにはジッパーのところが布で覆われるようになっており、開閉部から熱の逃げるのを防ぐ工夫がされているように思います。しかし、その状態でジッパーの開閉を行なおうとすると、ジッパーが布に引っかかってしまうことがありました。きちんと布の部分を上げればそんなことはないのですが、人によっては面倒に感じることがあるかも知れません。モンベルとマウンテンダックスのものはスムーズに開閉できますので、保冷効果を取るか開閉の簡単さを取るかで選ぶ製品は違ってくるのではないでしょうか。
次に、ソフトクーラーを私が購入しようと思った大きなポイントの1つ、未使用時の折りたたみやすさについてです。これは、保冷効果を上げるため中のウレタンを厚くすれば折りたたみにくく、薄くすれば折りたたみやすくなるというジレンマが存在します。3つの製品の中で何とか押しつぶして収納できそうなのは私にはマウンテンダックスのものが一番だと感じました。そうなると、3つの中ではマウンテンダックスのランチキャリーショートということになりますが、恐らく保冷力については3つの中では一番低いのではないかと思います。
と、ここまで検証してきましたが、この文章を書いている時点で私は購入して使っているわけではありませんので、あくまで外装から見た推測に基づいたものであることをお断りしておきます。個人的にはもう少し安い他の製品についても見ておきたいので、もう少し検討することにします。