土地の名物を極めるために

 旅という感じではないかも知れませんが、昨日は東京へ行く用事があり、全く車を使わずに回ってきました。帰りはまたまた夜行バスを利用したのですが、途中足柄サービスエリアで休憩を取り、周囲を見るとかなり車中泊をしている人も見受けられ、ちょっと羨ましくなったりして(^^;)。

 今回の東京方面への旅では、高速道路のサービスエリアと同じように場所によってはまるでデパ地下のようにさまざまなお店をそろえ、駅構内の活性化を図ろうとするJR東日本のさまざまな駅を回ってきました。そこでは、お土産の類から惣菜、食事処や雑貨のお店と、これが本当に駅構内にあるのかという感じでありました。やはりというかあちこちで行列が見られ、人気のあるスイーツを中心に売れているみたいでしたが、私は見るだけでお腹いっぱいで(^^;)、結局何も買わずに帰ってきてしまいました。

 翻って高速道路のサービスエリアや道の駅について考えてみると、いわゆる有名なお店を揃えることで集客を計るような形で東名高速の足柄サービスエリアができたことで、同じようなコンセプトの施設がだんだんと出来てくるのかなという感じもしなくはありません。土地の名物といってもお店が創作した新名物のようなものが巷にあふれる中、昔からの名物というものが埋没してしまうのではないかとも思ったりします。車の場合は名物が集結した道の駅だけではなく、土地の地元の方に根ざした場所へ行くことも可能ですが、今後は自分から能動的に動かないと押し付けられるばかりで行った土地の印象かうすくなっていくような気もします。

 かく言う私も、サービスエリアや道の駅を目的に行くこともあるので偉そうな事ばかり言えないのですが、そうした施設をとっかかりにしてさらにその土地に深く入っていくような旅の形も維持していかないといけないなあとしみじみ思いますね。車を使った旅では、今後もっと能動的になって動いて行こうと今回の旅を通じて考えることができました。

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