圏央道部分開通でつながった東名と中央・関越

 高速道路を乗り継いで遠くへ行く場合、途中で高速道路を下りることなくスムーズに移動できるかで所要時間は違ってきます。まだ今のように高速道路網が完備する前には、東名高速から関越道・東北道方面に乗り換える場合はとりあえず東名の終点まで行き、そこから首都高速の複雑な道を間違えずに行くしかありませんでした。最近はカーナビ利用が当たり前なので道自体を間違うことは少なくなりましたが、時間帯によっては都心部を抜けるだけでも結構な時間がかかるので、何とかならないかと思っていた方も多いはずです。

 昨日午後から開通した圏央道は、東名高速と中央道を結び、すでに開通している圏央道によって関越道までも結ばれるようになりました。残念ながらまだ東北道まで直結にはなっていないのが残念ですが、今後は従来のルートだけでなく東名~圏央道というルートが加わることになり、状況によって使い分けられるようになるというのは嬉しいことです。

 ただ、私のいる静岡県から中央道や関越道を目指す場合、利用を躊躇する状況も有り得ます。それは、半ば慢性化している神奈川県内の東名高速道路の渋滞している時です。時間によって圏央道との分岐まで渋滞がなかったら、東名高速を厚木まで進むのがいいですが、中央道から関越道に至るルートにはいったん高速道路を降りる必要はあるものの、個人的におすすめのコースがあります。

 そのルートは、西から来た場合、東名高速からいったん新東名に入ります。そうして新富士インターまで来たら高速道路を降りると、以前は有料道路だった西富士道路に入ります。西富士道路が終わると一般道になってしまうため時間によってはそこそこ混んできますが、しばらく我慢すると富士宮バイパスに入りますので信号も少なくスムーズに進みます。途中朝霧高原や鳴沢の道の駅もありますし、河口湖の市街地に入れば大型スーパーも道沿いにありますので富士五湖へ向かう車の渋滞に巻き込まれなければこちらの方が私は好きです。そして富士急ハイランドのすぐ隣にある河口湖インターから中央道に乗れば、そのまま関越道へは圏央道を使って行けるというわけです。

 もちろん、高速道路から降りた先が富士五湖周辺に向かう車で大渋滞を引き起こす場合もあるのでこのルートが絶対だということはないのですが、その日の渋滞情報を静岡・清水あたりのサービスエリアで入手できれば、そのまま東名高速に乗り続けた方が早いか、あえて新富士から高速道路を降りて再度乗る方がいいのかの判断はできると思います。こうした選択肢が広がったという点においても今回の圏央道の開通は喜ばしいニュースでした。今回開通したルートの中では、厚木パーキングエリアには全国のB級グルメが出されるブースがあるということで、近いうちにこのパーキングエリアを訪れるために使ってみたいという思いはあります(^^)。果たして週末やゴールデンウィークにどのくらいの車がやってくるのかということもありますが、それでも都心に入って行くよりはましだと思います(^^;)。あとは様々な困難はあるかと思いますが、圏央道がとりあえず東北道まで直結されるよう願っています。


スポンサーリンク

圏央道部分開通でつながった東名と中央・関越」への2件のフィードバック

  1. のらくろ 投稿作成者

    東名ー中央道連絡線は、国道138号BPもお忘れなく。
    既に中央道大月JCTー東富士道路須走ICは開通していますが、須走ICから第二東名まで自動車専用道路を接続する工事が行われているようです。
    開通すれば、御殿場ー大月間が高速で結ばれますので、東京方面の上り線は、より混雑しない方を選べることになり、渋滞緩和に繋がることでしょう。
    可能であれば、(第一)東名にも接続すれば、なおさら結構ですよね。

  2. てら 投稿作成者

    のらくろさん コメントありがとうございました。
    新しい道路ができるとカーナビの更新はしなければなりませんが、選択肢が増えるのはいいことですね。第二東名から中央道直結となれば、西から来る車は神奈川県内を通らずに行けるので、かなり車の流れが変わるでしょう。
    第二東名ができたことにより、静岡県内の高速道路はめったに渋滞が起こらなくなりました。こうしたことが首都圏周辺で起こってくれば、かなりの経済的効果が出るように思いますね。

コメントを残す