古いパソコンは急には使えない?

 先日、いつも使っている仕事用のノートパソコンを自宅に置き忘れてきてしまったので、念のためにと仕事場に置いたままにしていたWindows XPが入ったNet Bookという、今となってはとても古い小型ノートパソコンを引っぱり出してきて電源を入れたのですが、結果的に大変な目に遭いました(^^;)。

 まず、長いこと電源を入れていなかったので、電源を入れてからかなり時間がかかってデスクトップ画面が出たものの、システムやソフトのアップデートが入り(Wimaxでインターネットには接続しています)、それが済むまで次の段階には進めないというありさまで、そのうちに並行した処理にパソコンが対処しきれずにフリーズしてしまい全く動かす事ができませんでした。そこからとりあえずシャットダウンしようとしたもののそれにも時間がかかり、結局強制シャットダウンせざるを得ませんでした。はっきり言って自宅へ仕事用のノートパソコンを改めて取りに行かないと何もできなかったという有様でした(^^;)。

 これはパソコンだけの問題ではなく、スマートフォンやタブレット端末の場合でも本体のアップデートを行なっていなかったりすればアップデートを完了して使えるようになるまで結構な時間がかかります。アプリのアップデートにいたっては時間が経てば経つほどその数が増え、容量の少ない古い機種ではシステム自体がうまく動かなくなってしまうようなことも起こりかねません。そうなるといざ使いたいと思った時にはとても使えないということになってしまいます。

 今回電源を入れたパソコンについての準備をしていなかったことはまったくの失敗でしたが、私の自宅に置いてあるパソコン類については、パソコンもスマートフォンも使わないものはできるだけなくすようにして、特にパソコンは少しでもいいからいろんな場面で使いつつこまめにアップデートをしています。複数の端末を持っている場合、それぞれを使い分けることで、災害時にメインマシンが使えない場合でも代替機をすぐに使える体制ができます。もともと代替機というのはいざという時に使えなければ意味がないものですから、そういう点で考えると、インターネットへの接続を必要としない文章入力マシンのポメラもいざという時には役に立ちそうです。ネット接続が必要な場合はタブレット端末との組み合わせの方がパソコンの代替機として役に立つような感じがします。とにかく、パソコンの場合は長い間使わずにおいたものを、セキュリティの対策をして使えるようにするまでには、かなりの時間が必要になると思っておいた方がいいと思います。すぐに使えるパソコンを確保したい場合は、使わないまましまっておくのではなく、使用頻度は低くてもソフトのアップデートやシステムの更新は確実にこなすように気を付けたいものです。


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