古いカーナビの使いみち

 中古車購入時によくある話として、購入時に付いているカーステレオにカセットやMDなど、今ではメインで使われることのないメディア用のものだったり、純正のカーナビのディスクが付いていなかったり(^^;)、付いていても古いものだったりして扱いに困ることもあるでしょう。

 私の車に付いているカーナビは2005年現在の地図になっているので、最新の地図にするためには地図の入ったDVDを注文する必要があるのですが、更新は2012年で止まっていて、価格が2万円超ということでした。2万円も出せば普通のポータブルナビなら買えてしまいそうですし、スマートフォンのカーナビを使うという手もあります。特に今では使わなくなったスマートフォンにカーナビアプリを入れているものがあるので、2万円出して買う地図よりも新しい地図が既にスマートフォンの中に入っているのです。

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 カーナビ専用にしたスマートフォンを使うのはいいのですが、メインで使っていないこともあってその中に通信カードが入っていないので、不都合のある部分もあります。アプリのNAVIeliteは地図をスマートフォンの中にダウンロードして使うタイプのため常時通信が必要なく、見やすいため好んで使っているのですが、VICSという渋滞情報や通行止情報を走りながら入手するためにはネットに接続する必要があるのです。ネットに接続しないでNAVIeliteを使っているとその魅力が半減してしまうという問題に今までは悩んでいたのですが、実は、車に付いている古いカーナビの方にはFMの電波(FM多重放送)を使って渋滞情報を表示する機能が付いています。そこで、今のところは普通に据付のカーナビを使いつつ、新しい道や市町村合併などで変わった住所、そもそも新しい建物が建ってしまった場所へ行くような場合はスマートフォンのカーナビを使い、その中でVICSを利用した渋滞情報など刻々と変わる情報については併用するようにすればネット接続しなくてもいいですし、スマートフォン自体が何らかの原因でフリーズしたりした場合にもすでにあるカーナビは表示をやめませんので頼りになります。ちなみに、写真のスマートフォンは車に固定されてはいません。滑り止めシートを置いた上にスマートフォン用のクリップ式のスタンドを2つ両端に付け、安定して立ててはいますが、ダートに入ったり急ブレーキを踏んだら飛んでいってしまうと思います(^^;)。それでも、高速道路など安定して走行できる道ならこの場所に置いておきたいですね。

 個人的に古いカーナビシステムで残念なのは、アナログテレビが見られなくなっているのは仕方ないにしても、VICSを提供しているFM多重放送のうち、文字放送が2014年3月いっぱいで終わってしまったことでしょう。車に搭載されたオーディオでは放送中の曲名や地元の天気、ニュースなどを画面でネット通信なしに見ることができていたのですが、文字放送自体が無くなってしまったので、この機能も使えなくなってしまいました。

 このように使える部分が少なくなってはいるものの、旅の途中ではラジオによる情報収集が主になり、その他では据付のシステムでは他にCDが聞けるので(MP3は不可な時代ものでした(;_;))、必要に応じて音楽CDを用意するか、以前このブログで紹介した電池で動くFMトランスミッターをミュージックプレーヤーと繋いでラジオから音楽を楽しむようにしようかと思っています。単なるオーディオしかついてなかったらUSB端子のあるMP3対応のCDが聞ける安いオーディオでも付けようと思っていたのですが、とりあえずはオーディオ関連は全く触らないで使っていこうと思っています。

 中古で車を買うということは、以前のユーザーの設置した機器をそのまま使うか、思い切って入れ替えてしまうかの選択を迫られることも出てくるでしょう。特にカーナビについて考えると、中途半端に新しいカーナビが付いていたとしても、それほど役に立たないことが多いかも知れません。中古車ディーラーの売り文句で「カーナビ付」ということで付加価値が付いていた場合、そのカーナビがDVDなのかハードディスクタイプか、DVDの場合汎用の最新地図ソフトが使えるのかどうか(カーナビによってはメーカーや車種専用でない汎用品が使えるものがあります。ちなみに、私のものは汎用品が使えないタイプです)、バージョンアップする場合の料金がいくらか、サービスの更新状況はどうかなどをきっちり調べた上で改めて価格交渉にのぞまれるのがいいかも知れません。


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