厳冬期にも使えるソフトクーラー

 富士山に雪が降り、一気に寒くなってきましたが、まごまごしていると一気に冬になってしまいそうな感じです。そんな中、今後スキー・スノボを楽しむために冬の車中泊をする方もおいででしょう。

 秋から冬の車中泊で気を付けなくてはならないことの一番は車内で火や暖房を使う場合の注意です。使うものの種類によっては一酸化炭素中毒を起こしてしまう危険性があります。さらに、下手をしたら車ごと火事になってしまうかも知れません。このブログではキャンピングカーのような専用の調理場所がないような状況での車内での火気使用は推奨しません。事故になれば即生命の危険が出てきてしまいますので、十分に注意していただければと思います。

 就寝時にストーブを使わないということになると、まだ秋の季節では何とかなりそうですが、厳冬期の山間部では夜中から明け方にかけて、マイナス数十度という気温の中で車中泊をされる場合も出てくるかも知れません。車内は外気温よりは高いでしょうが、鉄の箱である車内はかなり気温が下がる場合も出てきますので、そちらの面での対策もあった方がいいかも知れません。

 古い話で恐縮ですが、カップヌードルが世間に認知されるきっかけとしてあったのが、日本赤軍が起こした浅間山荘事件だと言われています。山荘を取り囲んだ機動隊は相当きつい状況で勤務にあたっていて、何しろ困ったのが支給される弁当が凍ってしまって食べられなかったということです。

 その時に隊員たちの腹を満たしたのが、お湯さえ沸かせば食べられるカップヌードルだったという話なのですが、弁当やおにぎりが凍ってしまうというのはなかなか想定できることではなかったことでしょう。例えば前夜にコンビニで食量を調達した場合、車内にそのまま転がしておくと状況によっては凍って食べることができなくなるものが出てくるかも知れません。そうした時に頼りになるのが、外からの冷気をシャットアウトできる断熱性ありのソフトクーラーの存在です。

 たまたま先日、山道具のバーゲンをやっているお店の広告が入ってきまして、夏の間ソフトクーラーとして売られていたものが、冬には弁当を凍らせないという謳い文句で売られているのを発見しました。確かに原理的には熱を遮断し中の温度を一定に保つものですから、裸のまま食べ物を車内に置いておくよりもこうしたソフトクーラーの中に入れておいた方が凍りにくいということはあるでしょう。

 ハードタイプでなくソフトクーラーをおすすめするのは、折りたたむことによって場所を取らないことです。この種のグッズはシーズンオフということで安くなっている場合もありますので、極端に安い場合、冬にも使えるということを考えながら用意しておくのもいいかも知れませんね。


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