全国的なニュースにはなっていないかも知れませんが、今私の地元では冷やしキュウリで食中毒が出たことが話題になっています。広いと思っていた世間であっても、自分の知り合いが食中毒で病院にかかったなんて話が入ってくると、やはり注目せざるを得ません。
問題が発覚した当初(7月下旬)は、ごく少数の患者が出たということがニュースになっただけでしたが、8月も半ばに差しかかろうとしている現在、患者数は400人を超え、感染した人が媒介して家庭内で二次感染したという報告もあったそうです。今回こちらで起こったことは、今からの季節に全国で起こり得る可能性があると思うので、今後への警鐘を鳴らすという意味もあり、ここで紹介させていただきたいと思います。
食中毒が出たのは、地元の花火大会に出店していた露店の一つで、きちんと店舗のある場所ではありません。さらに保健所は衛生管理について、調理をしているとはみなせない冷やしキュウリの下準備までには検査を入れなかったとのことでした。普通に考えれば単に切って出すだけでは菌が付くとは思えませんが、露店の従業員の中に一名、O-157を持っていたものの下痢や嘔吐の症状はなかった人がいたそうで、その人が処理をしたことでこのように多くの人が感染してしまったことが考えられます。
ここで、ポイントとなるのが、果たして下処理はどこで行なわれたかということでしょう。事前に水道のような流水が使える店舗内で下処理を行なうことができれば、付いた菌も洗い流されるかも知れませんが、もし現地で用意してきた溜めた水を使って処理をしたとしたら、当然ながら菌は洗い流されず、キュウリをためておく容器の中に留まってしまいます。今回の食中毒騒ぎの場合、ここまで広がってしまったということは、食品管理に落ち度があったことは明らかですが、そこまでは購入者にはわからないというのが実情でしょう。
今後私がお店で冷やしキュウリを買って食べる場合は、キュウリを入れている容器に水が溜まっているだけなのか、常に水を流していることで冷たさを保っているのかを見分けることができれば、常に容器の中に水が流れている方の店で購入するでしょう。特に旅行の際に露店で食べ物を購入して食べる場合は、そのお店の様子を観察しながら、本当に食べて大丈夫かということを一応は判断してからにした方がいいと思います。特に露店での購入については、せめてここを読んでいる皆さんは十分にその安全性に気を配って食されることをおすすめします。
こんにちは。いつも楽しく読ませてもらっています。前回の気圧、今回のきゅうり、どちらも大変参考させていただいただきました。気圧の件は調べてみると頭痛とも関係しているらしく頭痛持ちの知人に紹介しました。私自身も天気予測の新しい指標としてこれから活用していこうと思います。きゅうりの件はニュースとしては知っていましたが特に対策を考えることもありませんでした。今回の記事によって自己防衛をしっかり考えていきます。最後になりますが暑い日が続くのでお身体に気をつけてください。
ユウスケ さん コメントありがとうございました。
世の中はお盆休みに入って、車で移動するのは渋滞もあって大変だろうと思います。それだけでも体調を崩す方もいるかもしれませんし、その上で悪い食べ物をとってしまったら大変です。旅という非日常の環境の中、無事に帰宅するためには口に入るものには注意したいですね。