先日のブログで注文したことを紹介した充電池とAC電源の両方で動く扇風機、TEKNOS BKL-R30 が昨日到着しました。まずびっくりしたのはその大きさでした(^^;)。
写真のように、今使っているスタンダードタイプの扇風機と遜色ない羽の大きさです。さらにこの扇風機は首も振るので、普段使いにも対応可能かも知れません。ただ、メーカーの説明書には、一日8時間のべ110日の使用だと、設計上の標準使用期間が2年という注意書きが載っています。扇風機だけでなくラジオやLEDライトが付いた製品であるということを考えますと、計画停電が実施された際や、レジャー用としての持ち出しに使ったり、部屋に人が多くやってきて1台の扇風機ではまかないきれなくなった際の予備として常には使わない方がいいのではないかと個人的には思いました。
注文した際に書いたブログでコメントをいただいたように、箱から出してケースをドライバーで開けないと使えなかったり、その際、充電池には保護シールが貼ってあり、ちゃんと充電池のセッティングしないとコンセントレスで使えないなどの説明書に載っていない使用前のセッティングはあるものの、それほど難しいことはありません。
他にも同じような大きさの扇風機がありますが、この製品では扇風機を使っている時にラジオを聞く場合はFMのみ(恐らく、扇風機のモーターが発するノイズのためだと思われます)ということと、AC電源で使っている場合はLEDランプが点灯しないという家庭内のルームランプとしての利用はコンセントを差した状態だとできないという仕様があります。扇風機以外の機能について使いたいと思われている方は、同じような仕様なのかそうではないのか、店頭でしっかり確認しておく必要があると思いますが、この手のものは風力もあり、音も静かなのでレジャー用としては及第点をあげられるのではないかと思います。
ここで改めて、この扇風機は車中泊の旅に役に立つのかという点についても思ったことを書いておきます。私の場合は限られた軽自動車の空間を利用してグッズを詰め込んでいますので、いくら充電池を搭載しているとは言え、強風で2時間半、弱風で3時間半の持続時間では、説明書において充電を完了するのに12時間かかるという鉛蓄電池であることを考えますと、インバーターの付いたサブバッテリーシステム搭載の車内で、ACコードに繋いで使うなら家族でも十分に使えそうです。一泊二日の旅で夜のみという限定利用なら個人的には快適な夜を過ごすために持って行くこともあるかも知れませんが、サブバッテリーがない車では使い続けるには厳しいと思います。製品コンセプトも、あくまであらかじめわかっている数時間の計画停電対策の扇風機ということであろうと思いますので、逆にこの扇風機を使うためにサブバッテリーシステムを構築しても面白いかも知れませんね。
就寝時に扇風機を使う場合、内蔵電池のみでは自然に電源が切れますが、コンセントで使う場合はサブバッテリーの容量が十分あれば、朝までずっと回りっぱなしになってしまいます。風に当たりすぎると体調を壊すこともありますので、寝付くまでの時間限定にしたいところですが、この製品にはタイマーが付いていないのが残念です。
ただ、写真のようなタイマーを使うことによって、扇風機やラジオを止める時間をコントロールすることができます(その場合は充電池をとりはずしておかないと、充電池による連続運転になってしまうので注意してください)。このタイマーを手元に置いておけば、扇風機が止まってから暑くて起きてしまった時でもそこでの操作ですぐに動かすことができますし、持っていると便利なグッズであると言えます。
この他にも扇風機については、ホームセンターにさまざまなものが揃っていて、作りはちゃちでも単1電池を多く利用し、長時間の動作が可能なものも売られていたりしますので、この点だけでいえば、今年の計画停電騒ぎのおかげで車中泊用の扇風機を物色する好機が訪れたとも言えます。来年以降はこれだけのバラエティに富んだ扇風機を選ぶことができないかも知れませんので、今月から来月にかけて店頭やネットでご自身の用途と合うものはないか探してみてはいかがでしょうか。