値段の感覚が麻痺する時

 先日、ゴールデンウィークの混雑を避ける形で、某プレミアムアウトレットに出掛けてきました。週末だったこともあり人手はすごかったですが、時期的なこともあるのか、大きなバーゲンなどはやっていなかったので、ちょっとあてが外れた感じはありましたが、とにかく人の波をかきわけで場内をくまなく回ってみました。

 私の独自の判断基準を晒すようで何ですが、アウトレットというからには、単に正規品を安く売ってくれるよりも、ここでしか手に入らないものが欲しいというのがあります。たとえそれがサンプル品やB級品だったとしても、ネットでの最安値よりも安いものこそが掘り出し物になるわけで、そんなものがないかという感じで回っていました。

 恐らくそうしたものは、出掛けても必ず出会えるものではないのでしょうが、それでもとあるシューズショップでブランド名も付かないサンプル品ながら、天然皮革で品質が良さそうなバッグを見付けました。残念ながら女性物が多く、自分の気に入るデザインのものがなかったので購入はしませんでしたが、同じような合成皮革のバッグが割引分を計算しても倍ぐらいの値段で売られているのをずっと見てきた中では、別にブランドにこだわりがなければこういうものでも十分なのではないかなという気がしました。

 今回はくまなく多くのショップを見て回りましたが、数ヶ月前に訪れた別のアウトレットへ行った時期との違いがあるのかも知れませんが、同じブランドでもお買い得品というのはそれほど目立ちませんでした。やはりゴールデンウィーク前にはそこまで安くしないのかなという感じもありますが、一つ気付いたことがあります。

 今回、私はバッグを中心に見て回っていたのですが、上で紹介した格安なサンプル品を見付けるまでは、他のショップにあるバッグはそれほど安くはなかったものの、横並びに同じような価格で売られていてこんなものかなと思ってしまったところがありました(もちろん、アウトレットショップの値段は正規のお店で買うよりは安く付いているということは理解した上での話です)。元の値付けからすると安いからと金銭感覚が麻痺して、実は後でネットから購入する方が安く買えるものをそれほど安値ではない状況で買ってしまうことも起こり得るかも知れないと改めて思いました。

 やはり、アウトレットに行くにはバーゲン時期を選び、事前に欲しいものをピックアップしつつ、少なくとも自宅にいてネットを調べて、後でネットで調べて後悔しないようにしたいものですね(^^;)。


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