体調管理は大丈夫ですか?

 車中泊の旅の話ではありませんが、先日観光バスの運転手さんが運転中に意識を失い、ガードレールを突き破って道路下に転落するという事故があり、乗っていた小学生達が怪我をしたというニュースがありました。運転手さんの脳出血が原因だそうですが、若い人でも人ごとではないと思います。

 旅というのはストレス発散のために出掛けるという側面もありますが、今回のような三連休を有効に使おうとして無理をしてかえって疲れてしまうという事は良くあることです。特に今の季節は朝と昼との気温差が激しいので、食べるものや飲むものに気を遣い、あまり冷たいものをガブガブ飲まないようにすることも大事だと思います。あとはもちろん、毎年の健康診断はかかさずに受け、自分の体調について傾向を知っておくことも重要です。

 私の車の中には一応体重計と血圧計がありますが、できれば高速道路のサービスエリアや道の駅にはドライブ中の体調変化を数値化できるものを常備していただけると有難いですね。単なる休憩施設というだけでも個人的には有難いのですが、自分の疲れが多少の休憩で回復できるものなのか、それともある程度仮眠時間を取らないとダメなのか、判断が可能になる設備をドライバーが活用できるような場所が増えていけばいいのにと思います。

 一人で行かれる方は自分で体調を管理するしかありませんが、ご家族やご夫婦で出掛けられる場合には、運転をしない方が運転者の体調を気遣う配慮も必要かと思います。体調悪化が直接の原因にならなくても、ちょっとした気の緩みで重大な事故につながることもあります。くれぐれも無事に帰ることを何よりも優先し、安全な運転を心掛けつつこれからの車中泊シーズンを楽しんで下さい。

(2011.10.12追記)

 今回話題にさせていただいたバスの事故を受けて、地元のテレビ局がではどうすればいいのかという事で、医師にインタビューをしていました。その中で、やはり日頃からの自分の健康状態を把握することが大切だという事はあるようです。血圧の急上昇がきっかけになる場合もあるそうですので、血圧のチェックは無駄ではないという事のようですが、実際にきっかけの症状が出た場合、すぐに救急車を呼んでお医者さんに診てもらうのが最善の方法とのこと。持病があって心配だと思う方は、携帯電話の短縮ダイヤルに緊急の番号を登録しておくなり、あるいは警備会社の提供するボタン一つで自分の位置と緊急時であるという事を知らせることのできる端末を首から下げる形で持っておくというのも一つの手ではあります。


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