世界遺産・白川郷観光は車中泊で早朝から

 能登で夕日を見て、ラーメンとカレーを食べながら進みつつ金沢に入った頃にはさすがに辺りは真っ暗になってしまったので、その日の車中泊場所を探すことにしました。あさっての方向へ行ってまた帰りの走行距離が伸びても大変なので、帰りがてら途中で見所がある場所をピックアップしていきました。

 たまたまその前の週に、岐阜県関市の刃物まつりへ行ってきたばかりだったので、美濃~土岐市あたりから名古屋経由の高速道路で静岡へ帰ってもそれほど時間がかからないことは把握していました。そしてインターからも自宅まではそう遠くもないので、そちらのルートを目指そうととりあえず五箇山・白川郷周辺まで行くことにしました。高山の朝市というパターンもあったかと思いますが、まだ白川郷周辺は行ったことがなかったのでそちらを優先しました。そんなわけで、高山の朝市はまた次の機会にとっておくことにします。

 一応土曜日の夜ということで、白川郷の道の駅へ行っても駐車できるかと思いながら下道を使って五箇山方面へ車を進めます。白川郷の手前にある上平の道の駅まで進んだところ、全くのガラガラで拍子抜けしました(^^;)。たまたま何もない時期であったのかも知れませんが、これなら白川郷の道の駅へ行っても大丈夫だろうとということでだいたい午後9時頃に白川郷の道の駅に到着しました。

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 状況は写真の通りかなり駐車スペースに余裕があったので、周辺に車が来ないポジションに車を止めて寝床の設営に入りました。周辺の車も窓を塞いでいるような感じで、私と同じく車中泊のためにこの道の駅へやってきたということなのでしょう。寝床はすぐに整ったのでその日のブログをアップした後、明日のために日の出の時間をチェックしてそれより少し早く起きられるように目覚ましをセットして早々と就寝しました。前日がちょっと寝不足だったということもあってすぐに寝込んでしまいました。

 そして翌日の午前五時くらいに目を覚まし、とりあえず白川郷全体が見渡せる展望台を目指しました。このような時間から動き出せるのも車中泊の旅ならではでしょう。その場所は実はお食事所「天守閣」さんの私有地だということがわかっていたため、前日にそこまで行っての車中泊は自粛したのですが、私が着いた6時前にはもう結構な人数の人たちが写真を写すために集まっていました。

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 しかしながら、何とか写真が撮れてもこのような朝霧が充満する状況で、時間によっては集落全体が霧で包まれて全く何も見えなくなってしまいました。それでも1時間ぐらいねばったでしょうか、いくらか霧が晴れた瞬間を狙って写真を撮りまくりました。それにしても他の皆さんのカメラは豪華で、キヤノン7割、ニコン2割、ペンタックス1割といったところで(ちなみに、私が持って行ったのはオリンパスのE-620でした)、どれもこれも大きくて高額なカメラばかりでした(^^;)。さらに遠景から目指すワンショットを狙うためなのか、他の皆さんはものすごく高そうな望遠レンズを付けていて、その迫力に圧倒されまくっていたのですが、そんな中で、突然やってきた観光客の中の一人の方は(大人の方です)、Nintendo DSiをおもむろに取り出して撮影を始めていました。他の方とのあまりのギャップに、個人的にはちょっとその場の空気も和んだのではないかと思いましたね。

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 一通り展望台での撮影をし終えても、まだ集落内には撮影のために来ている人たちをのぞいて、地元の人たちも出てきていなかったので、車で下の集落まで降りていきながらサッと写真だけ撮影してきました。これが日中なら車でウロウロしたり数秒でも停車したらそれだけで顰蹙を買うところですが、何とか撮影できたのも早朝から動いたからだと言えるでしょう。もう少し日が長い季節に行けばもう少し早くから撮影ができたのでしょうが、とりあえず白川郷の雰囲気を感じられたことは今回の旅の収穫の一つとなりました。白川郷や五箇山が世界遺産になったことによって集落の中に駐車場がなくなったりして不便になった部分もありますが、世界に誇るべき風景を残していくためには必要な措置であると思います。観光する立場としてもできるだけ地元の方に迷惑が掛からない形での観光をしなければなりませんし、そうした意味でもマナーが大切です。早朝の訪問にはごみは持ち帰るのは当たり前として、大きな音を立てずに住民の方の迷惑になるような行動は慎みつつ、また機会があったら訪れることができればと思っています。


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世界遺産・白川郷観光は車中泊で早朝から」への2件のフィードバック

  1. acefeel 投稿作成者

    ( ^ω^)おっおっおっ 朝霧の景色も また よし ですね。
    この 景色は 一度きりですもの。
    白川郷いいですね。車中泊 行けるときの 参考にします。
    近いいいとこに 車中泊できるとこが あるんですね。
    大内宿 行ったんですよ。ブログにするの まだ だった そのうち(^_^;)

  2. てら 投稿作成者

    古き良き日本の風景というのは何よりまずその存在感に圧倒されます。多くのカメラマンがやってくるのも納得の風景でしたが、私が行ったときは何とか霧が晴れてくれてよかったです。
    大内宿にもいつかは行ってみたいですね。これからの季節はどんどん過酷な状況になることが予想されますが、人間はもちろんですがカメラにも過酷な状況になってしまうのでその辺も考えないといけないかもしれませんね。

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