一眼レフデジタルカメラ PENTAX K-50

 以前、このブログで欲しいものと書きながら今だに購入できていないのが、レンズ交換可能なPENTAXの一眼レフカメラK-30でした。このブログで紹介させていただいたように、次から次へと車中泊用品を買いまくっていたことがその原因だったのですが、PENTAXはそうしている間にも、新たな機種を投入してきました。それがK-50というカメラです。

 モデル的にはK-30より下のエントリークラスという事ですが、誇りと水濡れに強い防塵防滴はそのままですし、単三電池が使える機能は引き続き搭載しています。また、他の機能についてもそれほど大きな違いはありません。その中でも違うところは付属品やキットレンズの違いが主なものであるようです。

 具体的には、K-30は専用のリチウムイオン電池と充電機が付属していたのですが、K-50の方はリチウムイオン電池は付属せず、代わりに単三電池用のホルダーが付いています。このホルダーには単三電池を4本入れて使うようになっています。つまり、単三のエネループをすでにまとまった数持っている方は、K-50を購入した方が追加で単三用ホルダーを買わなくてもいいというメリットがあるという事でしょう。

 また、PENTAXは防塵防滴機能を際だたせるためか、販売するレンズキットにおいても全てのレンズに簡易防滴機能を付けてきました。K-30のレンズキットでは「DA 18-135mm F3.5-5.6 ED 」のレンズにしか簡易防滴が付いていなかったのですが、K-50は「DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL WR」と「DA L 50-200mm F4-5.6 ED WR」(K-30のダブルズームキット付属のものはこれとは違い、望遠レンズはDA L 55-300mmF4-5.8 ED になりますので注意)という新しいレンズがキットレンズとして用意されています。個人的には旅先での撮影の場合、望遠より広角が欲しいのでこれらキットレンズでは根本的な不満はあるものの、標準レンズキットでもダブルズームキットでも、ちょっとした雨くらいなら撮影を続けられるようになったのは嬉しいですね。

 ただ、製品の性質上、コストカットのため削られたところも多く、このカメラだけですべてをまかなえるというわけではありません。しかし車でどこへでも出掛けられる旅の場合、単三電池4本で使えるというところに大きなポイントがあります。車のシガーソケットからニッケル水素電池を充電するセットを揃えたり、このブログで何度も紹介している太陽光バネルで充電できるセットを併用すれば、専用のリチウムイオン電池よりも安く、他の車中泊用の品物と共通で使える電池を増やすことにもなり、それは結局旅行中の電池の心配をしなくて済むことにもつながります。さらにカメラ自身の特徴として、海や急な雨になったような天候でも安心して使えるので、今まではカメラを持ち出すのに躊躇する状況でも写真を撮影する楽しみが増えるのではないかと思います。

 これを書いている2013年6月現在の売り出しの価格を見たら、レンズキット7万強、ダブルズームキットでも8万強といったところでした。私もすぐにというわけにはいきませんが、もう少し価格が落ちついてきたらかなり購入意欲をそそられるのではないかと思います。現行機のK-30とともに、K-50の価格動向からも目が離せませんね(^^)。



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