リーフからお茶を飲みたい人必須の モンベル ステンレスサーモボトル

 近所にあるモンベルショップをのぞいたところ、いつかは買おうと気にかけていたステンレスサーモボトルが終息品扱い(旧商品)のアウトレット価格に値段が下げられて置かれているのを発見しました。次のシーズンにまた改めて出てくれれば問題ないのですが、このまま手に入らなくなるのはどうしても避けたかったので、380mlと250mlの両方のサイズをとりあえず確保しました。ちなみに、モンベルのネットショップでは完売扱いになっていて、ファクトリーアウトレットの方に商品の在庫はあるようです。

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 今さら書くのも何ですが、このボトルは他のボトルと違った大変大きな特徴があります。それが、取り外し可能な金属製の茶こしが付いているということです。モンベルといえば、携帯できる抹茶茶碗セットを出すほど旅先でお茶をいただくことにこだわりのある製品開発をしているのですが、このボトルは葉っぱから煎れる煎茶をどこでも楽しめるようになっているのです。

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 写真は飲み口の部分の拡大ですが、このような形状ではどうしても飲み物を入れてそのまま飲むことを考えてしまいがちです。もちろん茶葉を入れたまま飲んでもいいのですが、ボトルの中にまず茶葉を入れて、ある程度冷ましたお湯を入れ、フタをして一分程度待ちます。そうしてフタを開けて別のカップに注げば、普段の急須で煎れるのと変わらないおいしい煎茶をどこでもいただけるのです。

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 飲み口の裏側はこのようにしっかり茶こしでおおわれているからこそ、きちんと急須のように使えるのですね。そしてもちろん、この茶こしの部分は取り外して洗えるようになっています。おそらくこのボトルを購入した方々の多くは、水や別の飲み物を入れて直に飲むように使っているのだろうと思います。ただ個人的にはそういう用途には別のボトルを使えばいいと思いますし、このボトルを急須代わりに使えばペットボトルのお茶とは別の味を楽しめるようになるでしょう。さらに葉っぱで煎れるお茶は、一回だけでなく二回、三回と茶葉を入れ替えなくてもそれなりにお茶として楽しめます。ボトルにお湯を入れたままにしておくとどんどんお茶が出てしまうので、すぐ飲めない場合は別のボトルに移しておけば、改めてお湯を注ぐことで再びおいしいお茶を楽しむことができます。

 サイズは二種類ありますが、一人でお茶を楽しむなら250mlの小さいもので十分です。高速道路の給湯器を使ってお湯を入れる際には、時間をおいて冷ますことのできるマグカップにまずお湯をいれ、そこそこ冷ましてからボトルに入れるといいでしょう。私はスノーピークのチタンシングルマグ300mlとセットで持っていき、お湯キープ用と湯飲み兼用でチタンマグを使う予定です。二人で使う場合や他のボトルに移して持ち運ぶ場合には380mlの大きいものの方が何かと便利です。いちばんポピュラーな350mlのボトルに入れる場合にいいでしょう。

 実は週末に出掛ける予定なので、このボトルで煎れるためのお茶の葉を買いに、新東名よりちょっと北側の茶園も持つお茶屋さんが経営するカフェへ行ってきました。そこでは、試飲用に水出しの緑茶をいただいたのですが、お店の方とたまたまこのボトルの話になりました。お茶を扱うプロから見ても、葉っぱからお茶を飲むためのボトルとしてはこのような携帯性に優れた製品は見たことがなかったそうで、本当に知る人ぞ知るといった感じのボトルなのだなあと思いました。ペットボトルのお茶で十分という方にはあまり興味が向かないかも知れませんが、緑茶や紅茶を葉っぱから旅先でも飲みたいという方にはこのボトルは水筒としてではなく、携帯できる急須としてかなりの価値があると言えるでしょう。今回購入したお茶は100g 1,050円のお茶が840円になっていたものを買いましたが、これだけの茶葉では、旅行中だけでなく旅行から帰ってから家でかなり飲んでも十分なくらいの量で、こういう飲み方を当り前にしていると本当にペットボトルのお茶を買うのがばかばかしくなってしまうほどのコストパフォーマンスの高さです。モンベルの方でこの後継品を出すのかわかりませんが、現状でアウトレット価格で安く購入できることだけは確かなので、タイムラグなくこの文章をお読みの皆さんで興味のある方は、とりあえず確保しておいて損はありません。


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