リニアモーターカーのトラブル対応は大丈夫?

 久しぶりに新聞に「車中泊」という文字が踊っているのを見て、何だと思ってさらに詳しく記事を読んだところ、2014年の1月3日に起きた、東京・有楽町で起こった火災の影響で長時間足止めされ、新幹線の中で夜を明かした方の「車中泊」の話でした。

 実は3日から私は京都へ鉄道を使って行っておりまして、件の火事の第一報は、東海道本線の普通列車に乗っている際に、車内アナウンスで知りました。全くの反対方向で、一切新幹線を使わずに在来線のみを使って京都へ行ったので、途中人身事故の影響で多少の遅れは出たものの、何の問題もなく京都まで到着しました。私が第一報を受けた時には、火事が見付かったのが6時40分とのことで、すぐに消火して止まっている新幹線や品川から東の在来線も動くのだろうなと思っていたのですが、関東近辺だけでなく、名古屋・大阪・博多まで長時間影響が出るというのは、やはり利用者にとっては不信感が出ます。何しろ、私が出発する時間から大阪あたりで新幹線に乗って出発しようとしていた人たちが、私が京都に着いても動けなかったわけですから(^^;)。そんな人たちからすると、なぜ少しずつでもいいから動かせなかったのかという気持ちはあるでしょう。その辺について、JR東海はきちんとした説明を今からでもすべきだと思いますね。と同時に、様々なトラブルに備えた対策をどこまで考えているのかということにも疑問が出てきてしまったので、これでは今後安心して新幹線には乗れないと思われる人もいるのではないでしょうか。

 今回のようなことが、しかも乗客が多いお正月の三が日に起こってしまったということを考えると、もしリニアモーターカーが南アルプスの山の中で止まってしまった場合、JR東海はどこまでトラブルのシミュレーションをしているのかということも気になってしまいます。山岳地帯を長いトンネルをくぐって進むリニアモーターカーは、車外に出てトンネル内を歩く場合も大変でしょうし、最寄の駅にたどり着いたとしても何もない駅であることがすでにアナウンスされているので、何かあった場合には非常に怖い乗り物になるのかも知れませんね(^^;)。そういう意味でもこのようなトラブルが起こった場合にきちんと対応して欲しいと思うのですが。


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