モバイルルーターがあってもデザリング可能なスマートフォンはあった方がいい?

 予期しないトラブルというのは突然起こるものです。私は何もブログのネタが欲しくてトラブルを起こしているのではないのですが(^^;)、先日の朝、出先でネットを使おうとしたところモバイルルーターの電源が入らないというトラブルに見舞われました。原因はあろうことか前の晩にモバイルルーターの充電を忘れたからで、いつもは必ず充電台に乗せてから就寝するのですが、つい忘れてしまったのでした。

 モバイルルーターに限らずスマートフォンでもそうなのですが、残量0%の状態ではいくら外付バッテリーを接続しても、充電しながら利用することができません。いくらか充電したところで電源が入るようになり使えるようになるので、長期の旅行に出る時には常にバッテリーに接続して本体の電池を減らさないように気を付けながら使う方がいいのですが、今回は全くモバイルルーター単体では打つ手がありません。現状では私のモバイル環境はネット接続を前提に考えられているので、ネットに何とか接続できないと何もできなくなってしまいます。

 ただ私の場合、普段はあまり使わないのですが、SIMフリーでテザリング機能もUSB、WiFi、Bluetoothとも使うことができるNexus5を持っていたので、モバイルルーターに入っている高速無制限のぷららLTEのSIMを入れ替えてテザリングを行ない、何とか通信環境を維持することができました。

 MVNOのSIMカードが使えるスマートフォンを選ぶ際に気になることは色々あるかも知れませんが、このようなトラブルを経験した私からすると、何より大切なのは電池の持ちおよびテザリングが単体でできるか否かということが大きいですね。Apple Watchの仕様を見た時も思いましたが、いくら高性能の機能が搭載されていても電池が切れていたり充電を忘れたらとたんに単なるお荷物になってしまいます。

 こうした問題を解決するには、携帯電話のメーカーや通信会社の協力も必要になってきます。かたくなにテザリングをブロックした端末を世に出している現状では、例えば災害時に何とかしてパソコンによるネット接続を行ないたい場合でも、携帯電話網での通信自体が生きていても通信を共有できないことになってしまいます。そういう意味では、テザリング機能が殺されていないdocomo販売のiPhoenはMVNOでもテザリング可能なので、逆にiPhoneの機能がトラブルで使えなくなった場合も考え、nanoSIMをmicroSIM用の機器でも使えるアダプターとともに安いモバイルルーターを予備にしておくというプランも有りでしょう(ドコモのSIMを使っている場合)。

 もちろん、電池の消耗の激しい端末は特に充電を忘れないことが大事ですが、トラブルが起こった時にいかに代替プランを持っているかが大切になると思います。


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