ホンダのEV MOTOR COMPO

 先日発表されたホンダのN BOXの明細は12月開催の東京モーターショーを待たなくてはなりませんが、同じ東京モーターショーで発表されるコンセプトモデルであるEVの2輪車もなかなか面白そうで気になります。その中でも、MOTOR COMPOは以前このブログでも紹介した乗用車シティと一緒に発売されたモトコンポを髣髴とさせるデザインになっており、実に興味深い製品だと思います。

Mcompo

 本体サイズは930×489×957mmで、縦置きも可能ということで車中泊のスペースをそれほど妨げずに設置できる可能性があります。着脱式のバッテリーで動き、非常時の携帯用電源としての用途も見込めるとのことなので、サブバッテリーでのさまざまな家電製品を車内で使うためにバッテリーのみを使うという用途でもいいですね。車載して走行中のバッテリーから充電可能ということなら、あとはヘルメットをどこに収納するかというところが問題になるかも知れませんが、車中泊用の車に常時搭載しておいていろいろな場面で活用してみるのも楽しいかも知れません。

 個人的な話ということでご勘弁いただければ、現状の電池では電気自動車が主流になることや、車中泊を前提とする長距離ドライブというのは難しいだろうと思っています。ただ、車の中に電動アシスト自転車や今回紹介したようなEVのような補助移動装置を積載して出掛けるというのは十分にありでしょう。車での移動が主でちょっと散策というような場合は電動アシスト自転車でも十分だと思いますので、そのままではペダルが重くて乗りにくいようなかなり特徴的なデザインでもそこそこ乗れるようにはなると思うのですが、今後はそういった車載用自転車にも期待したいところです。

 また、今回紹介しているEVにも搭載されている大型充電池電池についてですが、常に電池を寿命まで使い切った後にどうリサイクルするかということをまず私は考えてしまいますので、そうした回答を早めにメーカーも提示してくれればと思います。今回のコンセプトモデルの電池パックがある程度汎用性を持ってくれれば、価格もこなれてくるでしょうし、リサイクルもしやすくなって行くのではないかと。市販されるあかつきには、電池自体の安全性とともに、そうしたところも考えながら商品展開してほしいものですが。

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