フィットの実燃費を評価する

 私が利用しているガソリンスタンドのチェーンはメールマガジンを登録していると、しばしばメール会員用の特別価格というのを出してくれています。指定する日時にメール会員用のパスワードを入力すると、最安価格よりさらに1リッターあたり2円を引いてくれます。消費税と環境税のダブルパンチの中で今後はこうした情報を活用しようと思い、先日はじめてフィットのガソリンを補給しました。

 私の購入してからこれまでの乗り方としては、渋滞に巻き込まれることはほとんどありませんでした。季節柄エアコン不使用ではありますが、スペアタイヤおよび車中泊に関わる荷物を満載の中、狭い行動範囲を回っているだけというかなりガソリンを消費してしまう使い方だったように思います。ちなみに、ほぼ同じ条件でエネチャージシステムを搭載する直前の(スペアタイヤレス車)スズキ・ワゴンRでは12km/lそこそこくらいのところ、今回のフィットは13.5km/l(車の燃費計の値)となりました。給油による比較については、18.32リットルで約300kmなので約16km/lとかなり開きがあります。ただ、前回は有人スタンドで自動給油停止した後にも目一杯入れられ、今回はセルフスタンドで自動給油停止したまま終了したので、厳密には満タンの量に違いがあります。恐らく実燃費は燃費計の方が近いと思います。カタログ値は10・15モードで24.0km/lですが、やはり動いてもすぐ信号で止まるような状態ではそこまで燃費は伸びないようです。

 今回給油までに乗った距離は300km弱ですが、その際の燃料計を確認すると半分より少し多い数値を示しているという状況です。まだ長距離走をしていないのでこの値が全てではないですが、今までの軽自動車では300km市街地走行をすればそろそろタンクの心配をしなければならないところ、こちらの方はまだタンク内のガソリンを半分使っていないくらいなので(カタログ値では容量42リットル)、燃料補給にかなり余裕が持てるのはコンパクトカーに変えて良かったと思える点です。この調子なら長距離走行の場合600キロ走ってもまだ十分走れるのではないかと思います。

 先日のニュースでトヨタの新しいパッソが三菱のミラージュを抜いて、非ハイブリッドカーの中では最高の燃費27.6km/l(JC08モード)を叩きだしたことがニュースになっていました。1リッター2WD車(除くX Vパッケージ)ということですが、ここにある「X Vパッケージ」というのはアイドリングストップが付いてない設定のグレードだそうで、その燃費は23.4km/lとなっています。私の1,300ccのフィットとは排気量も違いますし、計測方法も違いますので比較をすること自体がナンセンスかも知れませんが、「JC08モードのカタログ上の燃費数値は、これまでの10・15モード燃費よりも一般的に1割程度低くなるとされる」という見解がウェキペディアにあり、単純にその計算にあてはめるとJC08モード換算で約21km/lくらいとなります。ちなみに、このデータはスペアタイヤ搭載時の数値になりますので、この数字も絶対ではなく、現行車のスペアタイヤレス車とは若干の差が出ることも考慮すべきでしょう。

 今回の測定にあたり、あまりエコドライブの事を考えないで車の調子を見るためにアクセルを踏み込んだり、CVTの扱いに慣れずに急発進してしまったこともあったので、もう少し燃費を優先させる運転も試しながら燃費の数値を上げていければと思っています。


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