フィットに自転車を載せる(2) クイックレバーで前輪を外せる自転車

 私の車、ホンダ フィットで旅をする際、キャリアを使って車外に自転車をセットして持ち運ぶまでの気合いはありませんが、旅先で気軽に自転車を楽しみたいということで、小さくして車内に入れたまま走行したり車中泊できるものを探しています。車の中にコンパクトに自転車を収納する場合は折りたたみ自転車から選ぶのも一つでしょうが、今回はあえて折りたたみでない自転車を運ぶことについて考えてみます。

 最近ではテレビ番組の影響か、自転車を袋に入れて電車やバスに持ち込む「輪行」という楽しみ方をされる人も増えてきたように思います。折りたたみ自転車の中にはかなりコンパクトになるものもありますが、その分走行性能が犠牲になる部分もあります。そういうわけで、本格的に輪行をしている方は自転車を分解して小さくし、輪行用の袋に入れて持ち運んでいる方が多いのです。

 こういうことはどの自転車でもできるというわけではありませんが、スポーツタイプの自転車には工具を使わずに簡単に前後輪を外すことのできる仕組みがあるものがあり、分解して輪行袋に入れて持ち運び、輪行する場合が多いようです。私の場合は自分の車に載せるだけなので、あえて手間を掛けて後輪まで外したくはありません。前輪のみを分解し、それで小さくなった状態でフィットに収まればそれはそれでいいと思っています。この場合は折りたたんでいるわけではないため耐久性は普通の自転車と変わりません。恐らく私が折りたたみ自転車を購入したとしても、常に折りたたまない状態で置いておき、フィットで運ぶ時だけ折りたたんで移動することになるでしょう(^^;)。それならば普通のスポーツタイプの自転車で、簡単に前輪が外せるものであればいいわけです。

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 問題は、前輪を外して袋に入れた状態できちんとフィットの前席後ろの後部座席との間のスペースにすっぽり収まるかどうかです。幸いにしてフィットのシートアレンジの特徴として、リアシートを跳ね上げることで広いスペースを後部座席に作る「トールモード」があります。ホンダのホームページを見ると、この広く高いスペースに旅行に同行するペットを載せる方法が解説してあります。これだけのスペースならかなり大きい犬でも大丈夫そうなので、そういった用途にも使えるフィットの潜在能力をひしひしと感じます。

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 ちなみに、手持ちの小型タイヤ搭載のママチャリで確かめたところ、高さは問題ありませんが幅が問題になります。残念ながらこの自転車はわずかにタイヤがはみ出てしまいましたが、前輪を外したスポーツタイプの自転車がこのスペースに収まれば、就寝時には位置を変えて、後部側面に立てかけながらロープで固定するような感じで車中泊時でも車内に置いておくことができるかも知れません。まあ、どうしても車内に入れたまま就寝できなければ最悪自転車を外に出し、車とキーロックで繋いでから雨や夜露対策の袋を掛けておいてもいいのですが、全てのものを車内に置いておいた方が安心ではあるので、このサイズに収まる自転車さえあれば、折りたたみ自転車よりも安く購入できると思いますし、冷静に自転車の使い道を考えると、今のところこちらのタイプに心が動いてます。

 ただ問題は、自転車の注文を出してしまうとゴールデンウィークに出掛けるための資金を取り崩すことになってしまうことです(^^;)。そうは言っても、うまくフィットのスペースにはまる自転車が見付かったら、自転車購入の方を優先させようと思っています。もし自転車を載せて車中泊旅行ができれば、目的地もそうですが現地での行動についてもかなり変わってくると思います。どちらにしても今月中に結論を出そうと思っていますので、また改めてここで報告させていただきたいと思います。


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