フィットに自転車を載せる(1)折りたたみ自転車について

 フィットを使った車中泊の旅を考える場合、これまでの安定して手足を伸ばせる就寝スペースを作ることができた時点でこれ以上のハードの追加はしなくてもいいのですが、旅先での行動を考えてみると、もう少し載せるものにこだわってみたいと思います。これは、軽自動車で車中泊をしていた時にも考えていたことなのですが、車に自転車を積み込んだ状態で車中泊ができれば、かなり旅先での選択肢が増えます。観光地を車で回ると移動した先でその都度駐車場の心配をしなければなりませんが、観光施設が都市の中に集中している場合、移動すること自体が大変になるかも知れません。その際、山を越えて行くなど自転車にとって過酷な地理的条件がなければ、車は別の所に置きっ放しにして観光は自転車でというパターンが作れます。同じことはレンタサイクルを利用してもできますが、全ての観光地でそうしたサービスが行なわれているわけでもありませんし、営業時間の制約もあります。

 私の旅のスタイルは車中泊がらみでは一名のみというパターンがほとんどなので、車の走行および就寝スペースを作った後にも置くスペースさえ確保できれば、旅行に出る時のみ自転車を持って行くのも楽しいのではないかと思いました。そこで、キャリアーの類は使わずに私の車であるフィットの車内に入る自転車について考えることにしました。

 フィットという車自体は荷室がフラットになることで、普通のママチャリでも物によってはそのまま載せることができます。しかしそれでは車中泊どころか他の荷物が載らなくなってしまうので、ある程度コンパクトにまとまるものを選ぶことになります。まず思い付くのはいわゆる「折りたたみ自転車」というものですが、調べてみると様々な種類があります。

 私自身はそれほど自転車に詳しいわけではないのですが、折りたたむという行為自体が本体のきしみを生み、フレームの強度がありながらコンパクトになるものというと、やはりそれなりに予算を掛けなければいけないでしょう。いわゆるホームセンターに置いてある格安のものについては、私でも少し不安になるので、自転車を選ぶ際にはできるだけ安全は確保したいところです。

 そう考えると、あえて車で旅に出る時だけのために折り畳み自転車の高いものを買って、普段はほとんど折りたたまないで使うというのは莫迦らしいと私には思えました。今私の使っているのは27インチの変速機のないママチャリであるので、小口径の自転車には乗り慣れないところもあります。

 ちなみに、私の自転車購入について相談したのは、それこそ高校生の頃から付き合いのある古い自転車屋さんで、主にブリヂストンの自転車を扱っているところです。最近ではそうした日本メーカー以外の自転車を扱っている所もあるのですが、自分でメンテナンスすることが難しいということもあり、何よりそこまで自転車にコストを掛けられないので、何かあった時にはすぐに自転車を取りに来ていただいてメンテナンスしていただけるお店から購入したいというのがありました。ですから、折り畳み自転車の中で評価の高いBD-1のような自転車よりも、「トランジットスポーツG26」(製品情報はhttp://www.bscycle.co.jp/root/catalog/transit/lineup/TSG.html)あたりなら、あくまで車に載せるだけでの移動だけならいいのではないかと思ったのですが、それでも定価で79,800円(税抜き)もします。もし、私の車が前の軽自動車のままなら、積み込むスペースの関係からこうした折りたたみ自転車の中で選んでいたと思いますが、あくまでフィットの中に積みこむだけなら折り畳み自転車というくくりにこだわらなくてもいいという話もあります。

 というわけで、折りたたみ自転車の候補を決めた上で、また改めて悩むことになってしまいました(^^;)。とにかく、今私が使っているのが変速機なしのママチャリしかないので(^^;)、どうせ自転車を買うなら長く使いたいということもあるので安物を買って後悔しないように十分考えた上で結論を出したいと思います。


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