ドコモが開始する4G通信「PREMIUM 4G」に期待すること

 携帯電話網を使ったネット通信は今でもそこそこLTEで早いのですが、今度はLTE-Advancedという4Gのサービスに携帯大手3社がサービス提供予定の中、ドコモが先行して最大下り225Mbpsというスピードのサービス「PREMIUM 4G」を、通信が混みあう都市部から導入することになったそうです。

 ドコモは300Mbpsという現在LTE通信で提供している下り150Mbpsの倍のスピードでの提供も視野に入れているようですが、新サービスの早さを得るためには新しく出るモバイルルーターやスマートフォンに機種変更しなければなりません。まあ、今使っているものの電池が消耗してくるなどして交換時期になったら今のLTEのように誰もが使うようになると思うのでその点は心配していませんが、早いからすべていいとは言えないので、冷静に状況を見ていくことが大事だと思います。

 というのも、現在下り最大150Mbpsと光ファイバー並みの高速通信が可能なLTEをドコモで契約していても、高速通信の容量に制限があるのでドコモの方でも「外出先ではLTEでも自宅へ帰ったらWi-Fiに切り替えて光ファイバー経由に」という主張を前面に押し出したテレビコマーシャルを放送しています。この主張が新しいサービスの展開とともに変わっていくのかというのが私の今の関心でもあります。

 たまたま昨日、タブレット端末に入れていたmicroSDカードのデータが飛んでしまいまして(^^;)、SDカードにインストールしていたアプリが全て使えなくなってしまいました。今後、出先でも自宅でも常にクラウド上にあるデータを使ってパソコンやスマートフォン、タブレット端末を使うのが当り前になってくれば、こうしたデータ消失の心配は個人レベルではしなくて済むことになります。そのためにも、データ通信を提供する業者さんには、高速通信を追い求める一方で、少なくとも常時オンラインでネット閲覧およびネットアプリを使っての作業がストレスなくできるだけの通信スピードを低価格で提供してほしいところですね。例えばgoogleの提供するChrome OSを使ったChromebookのようなものを使おうと思ったら、今のドコモのデータ通信プランではすぐに高速通信の容量を使い切り、とても使いものにならないでしょう。

 ドコモの新サービスでは、都市部の通信が混みあう場所においてスムーズにつながることが期待されているとのことなので、新旧サービスをうまく使って都市部の昼休みでも極端に通信スピードが落ちたりすることなく、安定してつながる数Mbps程度の安価なプランが出てきてくれないかなと思ったりします。


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