昨日は私の住む静岡県中部地方に熱中症の危険があるとの警報が出るほどの高温多湿の状況の中、富山湾から私の住む駿河湾まで歩いて進む、私の常識からすると全く考えられないような山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」のトップ走者がゴールしました。
このレースは2002年から始まっているとのことですが、一昨年行なわれたレースの様子がNHKのテレビで紹介されたことで私もこのレースのことを知りました。実に過酷なコースを走り切る選手たちに感動するとともに、何と言ってもゴールが自宅からそれほど遠くない場所だったということもあり、今年のレースはゴールの瞬間をぜひ見たいと思っていたのですが、ついに昨日のお昼にトップの望月将悟選手がゴールするという情報をネットで入手し、ゴール地点の大浜公園まで出掛けてきました。
ちょうど私の目の前を走りぬけていく望月選手の姿は本当に力強かったです。望月選手は3連覇(レースは隔年開催なので6年間王者を譲っていません)という偉業でしたが、ゴールの瞬間は疲れさえ見せず、この人は本当に富山湾から歩き通しでやってきたのかと思われるほどの様子でした。
ゴール後のシャンパンによるお祝いに大勢の方が拍手を送っていました。スタートはまだ台風が日本を通り抜ける前の8月10日で、望月達手自身の強靭な体力と精神力は十分賞賛されるべきですが、それ以上に運営に関わった関係者の方々のレース管理のためのお仕事なくしては成立しなかったことでありましょう。望月選手に続く後続の選手たちも、ゴール目指して歩みを進めています。くれぐれも事故なく多くの選手が完走できるよう願っています。