ダイハツ コンセプトカー「DECA DECA」ベースの新型車発表

 2014年11月発売予定のダイハツが出す「軽最大の室内空間ウルトラスペースな新型車」は、ネット上ではその室内空間だけ詳しく見ることができます。以前コンセプトカーとして発表していた「DECA DECA」を市販化したもののようですが、ホンダのNboxやスズキのハスラーのように、レジャー用としての用途を前面に出した車種になることが予想されます。

 個人的にはその新しい車が車中泊に適するかということが問題だと思っているのですが、ついに助手席前倒しでテーブルになるシートアレンジが実現されたことが寝床を作るには意味あることだと思っています。

 ダイハツのホームページにあるシートアレンジのうち「ロングラゲージモード」と「フラットゲージモード」は、後部座席も前倒しして下に沈み込ませるようにフラットにする、ホンダフィットのような低床空間を実現させていますが、助手席がフラットに前倒しできることが効いて相当に長いスペースが確保できます。さらに荷室高は1140mmあるそうなので、自転車もそのまま乗せられるだけの空間を確保できます。ただ、写真を見た感じでは座席のつなぎ目のところが完全にフラットになるわけではないので(それでも以前のダイハツの車と比べるとかなり良さげではあります)、寝心地のいい空間を作り出すためにはキャンプ用のコットを組み立てたり、厚手のマットで工夫することも必要になるでしょう。

 今後購入比較の対象になると思われる車のうち、ホンダ・Nbox+はシートアレンジによって2名が十分車中泊できる空間が確保できるものの、室内に荷物を入れるスペースは限られます。スズキ・ハスラーやスペーシアは一人用の車中泊車としてはバランスが取れているように思いますが、室内空間の作り方についてはワゴンRに準じるところが多く、新鮮さがないということもあります。そこでこのダイハツの新車種に期待が集まるわけですが、走行性能も価格も気になりますし、車中泊関連の情報以外の情報も確認の上改めて評価してみたいですね。

(2014.11.13追記)

 改めて、この車はWake(ウェイク)という車名でダイハツから発売されました。サイトの中味を見ると、モンベルの用品がちりばめられていて、スズキのハスラーに対抗したコンセプトのものであることがわかります。一通リカタログサイトを見ると、運転席を後ろに倒して横になるスペースが作れるようで、車中泊用としてならNbox+よりウェイクの方が良さげに仕上がっているような感じですね。軽のキャンピングカーを買うほどではないもののレジャーに日常に使うにはいい車だと思います。ただ最新の車だけにスペアタイヤレスの応急修理キットのみというのはアウトドアレジャーには不安な点もあると思います。


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