タブレットで使えるBluetooth機器 その2 Bluetoothキーボードの使用電池に注目

 できるだけ荷物を減らしたいと考えつつ持っていくモバイル機器を選ぶ場合、私が持っている中ではスマートフォン以外の組み合わせとしては、タブレットは外せないものとなっています。というのも、外でも落ちついて調べものをする場合やはりネットも地図も大きい方がわかりやすいですし、特に人に見せる場合にはスマートフォンの小さい画面では見にくいという点があるのですね。さらに宿泊場所で使う場合も、スタンドを使って横置きにすればノートパソコンに近い使い勝手になります。ホテルのインターネットを使う場合、室内にWi-Fi環境のないところでは、有線LANを無線LANに変換するものは用意する必要がありますが、その際前回紹介したマウスとともにもうひとつ用意したいのが入力を補助するキーボードです。

 以前このブログで紹介したことがありましたが、個人的にはUSBホスト機能が使えるスマートフォンやタブレット端末と組み合わせるケーブルで繋ぐキーボードの方が設定がいらないので好きなのですが、現状ではちょっと問題があります。私が使っているタブレットはUSBホスト機能はあるものの、接続するためのmicroUSB端子が1つしかなく、電源ケーブル接続口と兼ねているため、ケーブルでキーボードを使うと本体の充電ができなくなってしまうのです。

 こうした問題を解決するため、キーボードにはBluetooth接続のものも用意するというのは自然な流れで、最近ではタブレット端末の純正オプションとしてジャストフィットする専用のキーボードが多く出ています。タブレットを選ぶ際には、こうしたキーボードとセットで販売されている画面保護のケース代わりにもなるものを購入される方もいるかも知れませんが、気にすべきことはキーボードの打ちやすさ以外にもいろいろあるように思います。私は常用するタブレットを乗り換えてもできるだけ長い間使えるように、自分で電池を交換でき、しかもボタン電池のような使い切りのものではなく単三や単四の充電池でも動くキーボードの方がいいのではないかと思っています。

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 実は今、気に入って使っているキーボードは購入当時2千円くらいだったので買ってみたNintendo DS用に作られたキータイピングゲーム、「バトル&ゲット ポケモンタイピング」に付いてきたいわゆる「ポケモンキーボード」だったりします。折りたたみキーボードは小さくなるのでよさそうですが耐久性に不安があり、また電池もできれば単三で統一したいと思っていたので、単三2本で安定して動くこのキーボードは本当に便利です。サイズ的にも、以前使っていたアップルのNewton Keyboardのケースにすっぽり入り、持ち運びしやすさと携帯性を兼ね備えていると思います。今後Windows8.1のタブレットを購入した場合でも、数千円出して専用のキーボードを購入しなくても十分に使えるように感じます。ただ、あくまでタイピングゲーム用として作られたものなので、キー配列はスペースバーが長く、「変換」「無変換」のキーはありません。カナ打ちをせず、ローマ字入力がほとんどであるということが条件にはなりますが、個人的には好きなキーボードです。

 電池の事に話を戻すと、リチウムポリマーのような充電池で動かすものでは、そうそうないことではありますが充電のし忘れで動かないことに気づいても、電池交換ができず、キーボード自体を使うことができなくなってしまいます。先日の旅行で、想定外のトラブルはいつでも起こりうることを実感しているので、いざという時のためにポケモンキーボードの予備が欲しいほどです。最近はいろんなBluetoothキーボードが出てきていますが、ポケモンキーボードの打ちやすさとその維持費を含めたコストパフォーマンスはまだまだ健在です。

 ポケモンキーボードを購入する前に購入したのは、二つ折りになる折りたたみキーボードなのですが、こちらのキーボードも汎用性のある単四電池2本で動きます。旅行の際にはどうしても荷物を持っていく場合に制約が出ますので、より小さく収納できるこうしたキーボードも持っていく選択の中に入ります。ただ、ポケモンキーボードと違って、ある程度フラットなところに置かないとがたついて使いものにならないということで、ひざの上にキーボードをのせて打つようなことは難しいでしょう。最近ではこうしたコンパクトな折りたたみキーボードにも充電式の電池を使っているものもありますので、購入の際にはパッケージの確認が必要になってくる場合もあるでしょう。

 今Bluetoothキーボードの購入について考えている方は、特にそのキーボードを長く使いたいか、あくまで一つの機種を使っている間のみの使用なのかということをまずは考えてみてください。汎用のキーボードではタブレットの画面を保護するケースのようにはなりませんので、その場合は純正およびその機種に合わせて設計されたキーボードを選択するようになるでしょう。それと、旅行や災害時など長い間本体の電池のみで使うことを考えているなら、キーボード自体の電池に何を使っているかというところについても検討範囲に加えてみることをおすすめしておきます。


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