タフネススマホはぞんざいに扱っても大丈夫なのか?

 この記事が読まれる頃にはすでに売り切れているかも知れませんが、京セラが出したSIMフリースマートフォンのTORQUEが3万円弱の安値で売られていたようです。私は同じくらいの値でiPad mini2を買ってしまったこともありますが、まだ買えるうちにそのストアで在庫があるのを確認したものの、購入はしませんでした。

 実を言うと私は昔から防水や耐衝撃などのうたい文句には弱く(^^;)、ついついごついものを買ってしまうという傾向がありました。一応、今使っているガラケーやスマホは防水のものが多いですし、チャンスがあれば使ってみたい気もありましたが、私の中では何を差し置いてもタフネススマホが一番だという価値判断が揺らいできてしまったこともあり、あえて手を出さなかったと言えるかも知れません。

 実際のところ、スマホやガラケーの防水はどうなのかと考えた場合、大雨の中であえて雨に打たれた状態でガンガン使おうとは思っていません。お風呂の中で使う場合も、できるだけ水滴が付かないように注意して、お風呂から出たらすぐに拭いています。それでも一応防水にこだわるのは、今の時期は大丈夫ですが、夏の間に胸ポケットに入れていて自分の汗で水没反応が出ないようにするためというのが一番大きい理由です。しかしそれも、白ロムで端末を入手しているようだとキャリアの補償を使わずに新たな端末に買い替えるようになってしまったので、水没反応が出ても動くならいいかとも思えますし。

 これはスマホの話ではありませんが、いくら防水機能があるものでも無茶をすべきではないと考えるようになったきっかけがありました。かなり前の話ですが、それなりの値段を出して10気圧防水の腕時計を購入して嬉しくなって、何をするにも常に腕時計を付けていたら急に動かなくなってしまいました。なぜかというと調子に乗って寒い冬に露天風呂に入る際にも付けていたからと思われます。時計に詳しい知り合いに聞いたら、温泉の成分によってはいくら防水だといっても長時間浸けているのは故障の原因になるそうです。私の場合はそのせいもありますが、温泉に浸けた後に外に出して急激に冷えたりその逆をやったりして、内部が結露したのではないかと思っています。

 最初に紹介したタフネススマホの口コミを読んでいて思ったのは、タフなものだからどんな使い方をしても大丈夫だろうと思っている人が少なくないということです。例えばスキー場で手に持って使っていて、そのまま暖房がきいた部屋に入ってしまったら確実に結露が発生します。この場合困るのが、防水機能が付いているものは水だけでなく空気も通さないようになっているため、そのまま内部の回路が錆びてしまって故障する可能性が出てくることです。

 こうした故障を防ぐためには、スマホ自体が冷え切ってしまった場合、そのまま温かいところに持ち込まず、バッグの中に入れて持ち込み、徐々にその場の温かさに慣らすような配慮が必要です。結局のところ、いかに頑丈なものとは言っても精密機械には違いないわけですから、それなりに大切に扱ったほうがいいのではないかと思います。頑丈だからと自ら落下試験をして壊れたら怒りの持って行き場がないわけで(^^;)、こうした機能はあくまで万が一のための機能の一つと考えて使えば、これほど壊れにくいスマートフォンもないとないわけで、何事も過信は禁物だということはしっかりと理解した上で使われるのがいいでしょう。


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