手軽に持ち運ぶことができる真空断熱ボトルはここでもいろいろ紹介してきましたが、今回紹介するのはマグカップと組合せて使うことによって面白みが出てきます。
車の旅ではもちろんですが、年末年始には車以外の交通機関を使っての移動もあると思います。とりあえず車の中に荷物を放り込んでおける旅と違って、バックの中に入れて持っていくということになると、容量が多ければいいということでもなくなってきます。私の場合はお湯を入れておき、紙パックのお茶や紅茶、粉末のインスタントコーヒーを飲むという使い方なので、そのまま口を付けて飲むタイプよりも、小さくてもコップが付いたスリムボトルを一つ用意しておこうと購入したのがタイガーの350mlタイプのステンレスボトルでした。
スリムといっても世の中にはもっとスリムなボトルは多くありますので、こうしたタイプのものはそれほど人気はないだろうと思います。しかし私のような使い方では購入意欲をそそられるのですね。付属のカップは、だいたい100ml程度入りますので、別にインスタントコーヒーを持っていけば、いつでも温かいコーヒーが飲めます。容量が少ないということはあるにしても、その分荷物になりませんし、カップは旅先でのうがいや歯磨きにも使えますので、これはこれで便利です。
とりあえず、列車の旅にはこれだけ持っていこうかなと思っていたのですが、たまたま、持っていたsnow peakのチタンシングルマグ220をこのボトルに合わせたところ、写真のようにぴったりとカップにフィットすることがわかりました。このチタンシングルマグ220は、普通のスティックコーヒーや粉末スープなどを美味しくいただくための湯量を満たすもので、だいたい8分目まで入れて180mlになります。となると、だいたいこのボトルで二杯のスティック飲料が飲める計算になります。お湯を持っていくのなら、このマグカップも一緒に持って行ければと思っていたのですが、ここまでちゃんとはまってしまうと、ボトルとマグカップをセットにしておいた方が良さそうな気がしてきました。
ボトルとマグカップをまとめるために、ペットボトル用にと購入してあった布製のケースに入れてみたら、少々はみだすものの、写真のようにしっかりと一つにまとまりました。お好みに応じてインスタントコーヒーや粉末の飲料の素を用意し、飲み物をかき混ぜるためのマドラーかティースプーンを一緒に用意すればOKです。図らずもカップが2つになりましたので、二人で出掛けた際にもこれだけで何とかなりますし、これだけでは用意するお湯が少ないということでしたら、もう一つスリムボトルを追加で持てばミニマムサイズのお茶セットとしては十分でしょう。
車中泊の旅において、全て車周辺で完結してしまう旅を楽しまれていればこうした工夫は必要ないとは思います。しかし、車を置いて周辺観光をするような場合、紹介したコンパクトにまとまるお茶セットというのは意外と便利です。特にこれからは温かい飲み物が欲しくなりますので、カップに注いで飲むための組み合わせもなかなかいいものです。