スマートフォンのバンドルソフトに注目

 今の携帯電話の売り方というのは、2年間継続しての契約が前提であり、こちらは全然いらないオプションを付けられてしまうという大変私にとっては不満の残る売り方になっています。そんなわけで、私が今使っているスマートフォンは、いわゆるバーゲン価格で投売りされたGalaxy TabをMNPで入手したのみで、後は中古かSIMフリー機での導入になります。そのため、それほど深く考えず買って思惑違いがあっても経済的な痛手は少なくて済みましたが、普通に買う場合はそうもいかないでしょう。販売店では売れないスマートフォンを特別価格ということで安く売り付けようとしますが、値段だけで判断して買う前に、しっかりと何ができて何ができないのかを確認することが重要です。

 スマートフォンの購入比較をする際にはハード的な特徴については比較しやすいものの、買ってみてしまったと思うのはむしろバンドルソフトの差として現れる事があります。今回私が指摘したいのは、旅先でも結構役立つ表計算ソフトの存在です。

 ほとんどのスマートフォンではパソコンで扱うオフィスアプリ(ワープロ・表計算などの統合ソフト)のファイルを閲覧できるようになっているものの、パソコンから持ってきたそれらのファイルをスマートフォンで編集して保存できるかというと、それは閲覧アプリだけではできず、有料でバージョンアップして編集可能な状況にするか、新たに有料のアプリを導入するかのどちらかになる場合も結構あります。こうしたオフィスアプリというのは仕事にバリバリ使いこなすといったイメージがあり、普段使いではほとんど使わないと思われるかも知れませんが、自分のサイフの中を常に計算できるお小遣い帳のようなものでも十分利用できます。エクセル用のテンプレートは無料でインターネット上から入手できますから、それをスマートフォンの狭い画面でも使えるくらいのこじんまりとしたものをパソコンで作り、そのファイルをスマートフォンと供用することによって、わざわざパソコン上で作業しなくてもその都度スマートフォンからお金の出し入れを記録できるのですね。以前に紹介した「Yahoo!ボックス」のようなインターネット上にある記録スペースにスマートフォンからアップロードしてパソコンと同期しておけば、作業はスマートフォン上だけで完結してしまいます。パソコンでの活用が簡単にできるという点でも、旅のお財布管理には単純なエクセルのテンプレートで作った小遣い帳が一番便利なのではないかとすら思っています。

 問題なのは、せっかく高いお金を出して導入したスマートフォンに、エクセル形式のファイルを編集できるような機能の付いたソフトがバンドルされているかどうかです。私の場合はGalaxy TabにはThink Free Officeというオフィスアプリがバンドルされており、追加料金なしで全ての機能が使えるようになっていました。また、中古で買ったSH-01BにもDocuments To Go の編集可能なバージョンがバンドルされていました(^^)。

 オフィスアプリは有料とは言っても千円ちょっとぐらいなので、べつにそれくらいのお金でガタガタ言うなという方もいると思います(^^;)。しかし、アンドロイドマーケットで有料でアプリを購入した人の個人情報が提供元にそのまま流れているといった由々しき問題も起っているだけに(携帯電話会社自体が運営するサイト経由からの購入ならそうした問題はとりあえず起こっていないようですが)、個人的にはあえて有償のアプリを導入しなくてもバンドルソフトで使えるならばそちらの方がいいのではないかと思います。残念ながら私としても全てのスマートフォンのバンドルソフトの内容がわかっているわけではないので、購入を検討している際に店頭で、バンドルソフトの内容を確認するとともに、オフィスソフトが入っていた場合、ファイルの編集や保存が可能なのか確認してから機種を絞っていくというのも、スマートフォンを選ぶ際には結構重要かも知れません。


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