コインパーキングの料金内容は要確認

 月極でない時間制のコインパーキングは私の周辺でも増えてきたような感じがしています。さらに最近思うのは、時間が経てば経つほど青天井で料金が上がるのではなく、12時間なり24時間での上限が付いたところがほとんどになっています。これは、ある程度長い時間駐車する人にとっては有難い傾向でしょう。しかし、中には注意しなければならないところもあります。

 私自身は今まで、駐車場に書かれた1日上限の金額については、そのまま適用されるものだと思っていたのですが、コインパーキングの中にはそうではなく、上限金額は駐車した一日(一回)のみとちょっと見たらわからないくらいの小さな文字で看板に書いてあり、単純に1日×上限金額だと思って数日間車を置いたままにしていると、2日目以降は上限のない分単位の料金で24時間計算され、支払いの段になって予想より高額な料金請求されるところもあるのが問題になっていると新聞記事で見てびっくりしました。私の使い方では海外旅行にでも行かない限り数日またいで長い期間駐車し続けることはないので、この点については大きな問題ではないのですが、やはりコインパーキングの細かい表示が気になる場合があります。ともあれ、必要に迫られて数日間駅の周辺に車を停めなければならない場合には看板の内容をよく読んでもわからなければ、問い合わせ先に電話で確認するなどしてから入庫するのがいいでしょう。

 さて、車中泊をする場所が見付からない場合、コインパーキングに停めたまま一夜を明かす方もおられるかも知れません。その場合に気を付けたいのが、そのコインパーキングにおける料金体系がどうなっているかということです。例えば、「12時間」「24時間」と書いてあっても、駐車した時間をスタートした実質の時間なのか、「午前8時から」のように指定された時間からカウントがスタートしているのかによって料金は全く変わってしまいます。さらに、昼間と夜間や、休日と平日で定額金額に差がある場合もあります。例えば午前8時から料金が昼間料金に変わるような場合、つい寝過ごして出庫が8時を回ってしまった場合はかなり割高な料金が寝過ごした分だけかかってしまいます。

 駐車場を利用する側からするとちょっと納得がいかない料金の仕組みになる場合もありますが、駐車場を管理する側からすると、いかに駐車した車からお金を取るかという事を考えながら料金を決めているという部分もあるので、そうした料金に疑問を感じた場合はそのコインパーキングを使わないなどの自衛策も必要かなと思います。コインパーキングは管理者も常駐せず無人のところがほとんどですから、いくら料金に憤慨したとしても請求金額を投入しないと出庫自体ができないものですから、こうしたトラブルを心配する場合にはちゃんと管理人がいるところにして、事前に料金の確認をしてから利用するなどの心構えも必要になってくるでしょう。


スポンサーリンク

コインパーキングの料金内容は要確認」への2件のフィードバック

  1. 桃太郎@東大阪 投稿作成者

    私、時間貸し駐車場関連の仕事をしています。
    多くの駐車場を見ている限り、基本的に空港周辺の駐車場を除くと、24時間(12時間)以上若しくは午前0時以降の最大料金適用除外は珍しくなく、むしろそれが"普通"と考えた方が良いと思いますよ。
    と言うのも、最近の時間貸し駐車場は近隣の月極駐車場よりも安く済むケースが多く、最大料金の制限や連続駐車時間そのものの制限(大半が48時間以内・長くて2週間)をセットにしないと、月極駐車場運営者からクレームが入ることもあるそうです。
    で、これに関する対策ですが、
    (1)管理会社に事前に長期駐車をする旨を連絡して相談する。
      工事会社が長期間駐車場を使いたい時に、事前相談するケースは多いです。
    (2)24時間で一旦出庫する
     入庫して24時間程経過した頃に、料金を支払ってから車室から30秒程車を出して、元の車室に戻すか別の車室に入れ替える。
     ※フラップ板を超えた程度で車を止めて入れ直したの場合、車が車室から出ていない場合が有るので注意。
    があります。実際には(2)のパターンが多いです。

  2. てら 投稿作成者

    桃太郎@東大阪 さん コメントありがとうございました。
    詳しいご説明恐れ入ります。新聞記事の内容だけ読むと、単に「悪徳な駐車場業者がいる」と読めてしまいがちですが、確かに月極駐車場との競争という部分でそうせざるを得ない事情があることがよくわかりました。
    車中泊の旅で2日も3日も車を置いたままにすることはまずないとは思いますが、もし旅先でコインパーキングを24時間以上連続で使う場合があれば、とりあえず一日ごとに出して入れ直すのが簡単でいいですね。

コメントを残す