クーラーボックスを車載する理由

 以前のエントリーで、ワゴンRの荷室に積載する物について紹介させていただきましたが、直接車中泊とは関係ないものの中で一番嵩張るものというのがクーラーボックスなのですね。レジャー用としては割と高性能のDaiwaタフクールの20リットルを常に車に積んでいるのですが、このスペースがあればまだまだ多くの品物がワゴンRの中に載ることは確かです。

 旅ではなくても出先で急に生鮮食料品を買うことになり、その際に保冷剤や氷さえあれば日差しが気になる中にもある程度の鮮度を保ったまま自宅へ持ち帰ることができるというようなメリットの他、純粋にいざという時の役に立つということもあります。

 一昨日に話は遡るのですが、自宅の冷蔵庫が急に冷えなくなりまして朝一番で修理を頼んだものの、メーカー修理の方が忙しいということで、昨日になって修理に来ていただきました。冷蔵庫の修理ということになれば、当然中に入れてあるものは全て出さなければなりません。今回の作業時間はおよそ2時間と、大ごとにはなりませんでしたが、それでも中のものを傷めないように保管するところが必要になります。

 自宅には車載するクーラーボックスの他にもう一つレジャー用の大きめのクーラーボックスがありますが、冷蔵庫の中味をすべて収納するにはやはり無理があります。先日ここで紹介した7リットルの小型クーラーボックスとあわせてある程度の保管場所を確保できたため、何とか中のものを収納することができましたが、これが停電で冷蔵庫が使えない状況になったらとぞっとします。

 自宅の冷蔵庫はそれほど大きいものではないので、これくらいの用意ですぐに食べないものの保管は何とか大丈夫だと思いますが、冷蔵庫の中が一杯になってしまった場合は今回用意した分だけでは足りない場合も考えられます。今は大きな冷蔵庫を購入されている方が多いかとは思いますが、すぐに食べてしまうものは除き、ある程度保管しておきたいものが入るだけのクーラーボックスの用意をしていく中、自宅に置いておくものとは別に車の中にクーラーボックスを入れっ放しにしておいて、必要に応じて出して使うという選択も悪くはないと思います。私の場合は、必要な時にどこへクーラーボックスをしまったか探すこともないのも安心ですし、保冷機能が高いタフクールを冷凍庫内のもの専用にするなどの使い分けも考えています。クーラーボックスは夏だけのものというイメージもあるかと思いますが、今回の私のように冷蔵庫が故障する場合もありますし、停電はそうそう起こらないとは言え、台風などの水害で電気が通らなくなるということもあり得ます。そんな、いざという時のために備えておくことは重要だと思います。

 最後に、今回の大震災の後の事などをいろいろ考えてみますと、備蓄食料として冷凍食品を多く買い込むよりも、レトルトパックや缶詰などの、一度埋まっても掘り返して食べることのできる常温保存可能な破損に強い食料の優位性というのもが際立っていたように思います。日々の買い物から工夫する中で、あまり冷蔵庫の中に食料を溜め込まない工夫というものもこれからの事を考えると必要なのではないでしょうか。


スポンサーリンク

クーラーボックスを車載する理由」への2件のフィードバック

  1. ツタや 投稿作成者

    今回の大震災は、多くの教訓を残してくれましたね。
    関東圏内に住んでいる人々は、ミネラルウォーター
    カップ麺の買占め、電池、ガスコンロのボンベ等を
    大量に買い込むから品不足が各地で発生しました
    ガソリンスタンドでの異常な程の行列、
    こんな時、車中泊に繋がるグッツってある意味j、
    違った意味で大切だと感じました。

  2. てら 投稿作成者

    このブログ自体は東日本大震災より前からはじめ、充電できる電池をはじめ、ライトやランタン、ポータブルラジオを用意しておくと便利だということを車中泊で旅をするという観点から紹介させていただいていました。それが、震災後にそうしたものは買い占められ、法外な値段で売られ、それでも買う人がいたということを今になって振り返ってみると、いかに多くの方が不安を煽られたかと思ってしまいます。
    みんなが買っているから自分も買わなくてはと思う気持ちは多少理解できますが、今の防災グッズの値段の落ち着き方を見れば、あせることは全くないことが改めてわかるでしょう。今でもさまざまなところでそれほど魅力的でない品物をそこそこの値段で売ろうとしている方は多いようです。ガスボンベなどは消費期限もありますから、大量に買い込んでもあまり意味はないような気がします。それよりも、安全に焚き火のできるような品物をそろえるようにすれば、そちらの方がいざという時の役に立つでしょう。くれぐれもそうした不安を煽る商法にひっかからないように改めて自分に今何が必要なのかを冷静に考えてみましょう。

コメントを残す