キーレスのネジが開かなかったら?

 昨日、知り合いからキーレスの電池が切れたので交換できないだろうかとの相談を受けました。車はスズキのアルトで、恐らく私のワゴンRと同じタイプだと思われましたので、割と簡単に引き受けたまでは良かったのですが。

 早速めがね用の小型ドライバーでキーレスのネジを開けようとしたところ、まだ新しめのキーのネジがどれだけ力を入れても開かないのですね(^^;)。スプレーをかけても結果は同じで、こういう場合は力まかせに開けようとしてネジを潰してしまう恐れがあります。普通のネジの場合でもこういうことはよくある話ですが、キーについてる小型のネジと同じものはそれこそメーカーから取り寄せになってしまう可能性が大で、素人のできる範囲を超えていると感じました。

 そうなると方法は一つしかありません。車を販売しているディーラーに持ち込んでとにかくネジを緩めてもらうのです。幸い、何とか営業時間内にスズキのディーラーに持ち込むことができたので、電池交換をお願いしてみました。

 窓口ではネジを潰していないことを確認の上、作業をお願いしましたがやはりプロに頼んだだけのことはあり、すぐに開かなかったネジを開けてもらえました。問題はいくらかかるかですが、ディーラーさんの方では作業料などは別に請求しないとのことで、電池交換なら消費税込みで525円だけでやるとのこと(キーの構造や電池の種類によって金額は前後する可能性はあります)。電池そのものは電気屋さんへ行けば200円ちょっとで手に入るものの、作業手数料を考えても525円というのは格安だったのでそのまま電池交換をお願いしました。

 今回改めて思ったことは、素人が無理をして自分で何とかしようと思わないでよかったということです(^^;)。もし自分で力まかせに回そうとして、ネジを潰してしまったら電池代以外にネジや下手をすればキーの側の部品も壊してしまったかも知れず、早めに諦めたのは正解でした。

 ディーラーさんの話によると、昔は車の振動で知らない間にネジ自体が外れてしまうトラブルが多くあったため、現在のネジは簡単に外れないようにロックがかかる構造になっているそうです。今回のキーは、何かの振動でちょっとやそっとでは外れないような感じでロックがかかってしまったようです。

 電池交換の上、キーレスが作動するか確かめましたが、問題なく動作し、無事に知り合いに引き渡せました。そんなわけで、物事はある意味諦めが肝心という事もあるといった話でした(^^)。


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