ポメラでどこでもテキスト入力したいという人たちを取り込んだキングジムが、今度は手書きメモに特化した電子デバイス「マメモ」の手帳タイプをを出してきました。それまでは卓上タイプでしたが、持ち運びしやすい形状になっているのがなかなか面白そうです。具体的な内容についてはメーカーのリンク先を参照してみてください。
http://www.kingjim.co.jp/sp/mamemo_tm2/
基本的には本体メモリおよび外部メモリ(マイクロSDカード)に手書きメモやToDoを書き込み、メモリカード経由でパソコンやスマートフォンにデータを移すことができるというのが売りのようです。スマートフォンで電話しながらメモをするのにこれを使った方が便利な場面は確かにあるでしょうし、走り書きのようなメモまできちんと分類して記録しておきたい方にはなかなか魅力的に思えるかも知れません。
カレンダーから呼び出してその日の予定などを入力できるToDo機能はなかなか便利そうですが、改めてGoogleカレンダーなどに入力し直すのなら紙のメモでもいいような気もしますし、購入するかどうかというのは悩みどころではありますね。
実のところ、いわゆる通信機能のない電子手帳、シャープの液晶パッドWizシリーズがスマートフォンでできるところを切り捨てて改めて帰ってきたような感じがしていて、面白そうな事は確かです。しかしこうした電子デバイスの宿命として、どうしても落下などの外的ショックや水に弱いという部分もあることを十分認識しなければなりません。以前のブログで紹介した耐水紙を利用したリングメモと多少濡れても書けるボールペンのセットなら千円もかかりませんし、デジタルデータとして手書きメモを保存したい場合は書いたメモをその都度デジタルカメラで撮影して保管しておくという技も使えるわけです。その時、メモリカードに無線LANを搭載したものを使うことで、即座にネット上に保管させることもやろうと思えばできます。ただその場合、外から見るとかなりみっともないように映るかも知れませんが(^^;)。
逆に機能がシンプルなものであるだけに、これからさまざまな道具と組み合わせることによって新たな魅力というものを見付けられる可能性を持ったデバイスであるとも言えます。実売価格がいくらぐらいになるのかわかりませんが、安く手に入りそうだったら、さまざまな工夫の元、旅先での利用法についても検証してみたいですね。