ガラケー用 Bluetooth キーボード IODATA CPKB/BT

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 基本的にここでは現行品を中心に紹介していく予定にしているものの、今回紹介するガラケー用に作られたBluetoothキーボードはすでに生産が終了しているので、新品での購入は困難だろうと思います。私自身は中古で購入したのですが、なくても困らないものの、あればいつか使えることもあるかも知れないというぐらいのものです。しかも、私の紹介する使い方の場合、組み合わせる端末を選びます。よって、これがないとどうしても困るというものでもありませんので、もし私と同じような使い方をしたい方がおりましたら、リサイクルショップやネットオークションをあたってみてください。

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 また、この製品には姉妹品とでも言うべきsoftbank名義の見てくれは同じような製品が存在します。「SB-KB02-CPKB/BT」というのがその型番で、「CPKB/BT」という語句で検索してしまうとこちらの方が出てきてしまうかも知れません。softbank名義のものはiPhone/iPad用に出ているものなので、微妙にキーの刻印が違っています。写真のようなファンクションキー(F1からF4まで)の刻印があるのが今回紹介する「CPKB/BT」で、音楽の再生関連の刻印になっているのが「SB-KB02-CPKB/BT」です。今回私が「CPKB/BT」を手に入れたのは、HIDプロファイルのBluetooth接続をサポートするNTTdocomoのフィーチャーフォン(ガラケー)で使うことを前提としています。

 私がこのキーボードを手に入れようと思ったのは、ドコモ契約の携帯電話を白ロムの中古ですがHIDでの接続が使えるものに変えたからで、携帯電話とセットにして使えば最小のネット発信環境が完成します。キーボードの大きさゆえタッチタイピングでの入力は難しいですが、両手で持っての親指入力など、高速に入力する方法はあります。常にキーボードを携帯する場合、折り畳み方式のキーボードは打ちやすいものの、手に持っての入力には不向きです。このような薄くて小さいキーボードは立ったままでも入力ができるので場所を選ばずに使えるというのがメリットで、携行するのもいざという時のことを考えるとあった方がいいかなと思ったのでした。

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 とりあえず、手持ちのフィーチャーホンであるドコモのF-02Cとの間で問題なくペアリングができ、F1からF4まであるファンクションキーもキーボードのメニューキーとして使えました。さらにこのキーボードのポイントとして、持ち運ぶ際の破損を防ぐためのプラスチックカバーが付いているので、ある程度ラフにバッグに入れて持ち運ぶことができます。

 最近ではガラケーが見直されてきたという割には、安価に回線を維持し、いざという時に役に立つガラケーの使い勝手を良くする周辺機器は数が少なくなっています。私がこのキーボードとペアにして使っているF-02Cは、キャリアメール定額のプランでおよそ月千円少しで維持しつつ、ウィルコム回線が圏外の場合の転送先として使っています。災害などで電気の供給が長い期間期待できない場合には、ブログやツイッターの発信は所定のアドレスにキャリアメールを送ることでできるので、最悪このセットで行なうことができます。メールの方はGmailの転送先にF-02Cで使っているキャリアメールを指定しているので受信は自動ででき、送信についてはメールアドレスは違ってしまいますが、どうしてもGmailのアドレスを使わなければならない場合のみスマートフォンを使うというようにすれば、キーボード自体は単四電池2本で長時間使えるので、多くの荷物を持って移動できない場合の最小携行品のセットとしても立派なものです。そういう意味ではドコモが新たに出してきた通話定額のプランというのは容量を気にせずメールをするだけでも料金がかさんでしまうので、ガラケー一台持ちとはいかない私としては、このセットが使えるうちは移行するのに躊躇してしまうかも知れません。今後、あえてガラケー専用の周辺機器としてのBluetoothキーボードは出てこないかも知れませんが、このような小型のBluetoothキーボードでガラケーが使えるかというのは気になります。なかなか新しいのが出たそばから買うわけにもいきませんが(^^;)、今後Bluetoothキーボードを購入する際にはドコモのガラケーでペアリングができるかという事を気にしたいと思っています。


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