ガソリン値上がりと電源確保について

 私にとっての3.11というのはいろいろ思う事はあるのですが、直接地震の被害を受けていない静岡でもガソリンが安定して供給されず、ガソリンスタンドが休業状態になったことはかなりショックでした。それまでの災害では、とりあえず車の中に避難して最悪でもアイドリングしながら暖を取ったり、携帯電話の充電くらいはできると思ってシガーソケットに差すタイプの充電ケーブルや充電器を用意して十分だと思っていましたがその考えが浅はかだという事が実感できたのでした。

 ところで、ここのところガソリンの値段が上がっている事がニュースになっています。私の入れている所でもレギュラーガソリンが1リットル150円になっていました。こちらの都合とは関係なく国際関係の状況の変化によってすぐに影響を受けるのですからやり切れません。それでも、もしお金を出しても買えなくなってしまったらアウトだという頭もあるので、できるだけ満タン状態をキープするような入れ方を今はしています。そしてできるだけ無駄にガソリンを使わないように運転にも気を付けています。

 裏を返すと、単に電源確保のためにアイドリングをするなどというのはもっての他であるわけで、真剣に旅行の際や停電になった時に慌てないよう、さまざまな通信機器やライトなどの電気を使って動くものをどうして使い続けるのかという事を考えてしまうのです。

 先日のブログで書きました温度差で発電する鍋や簡易コンロというのは、一ヶ所に腰を据えて滞在する場合にはなかなか便利ですが、キャンプのようにかなり時間の余裕を持てるような日程が組めない場合は、持って行ってもほとんど使えないという事があります。災害時のような緊急時には使えるでしょうが、例えば通常の車中泊の旅で、道の駅で出して使い、スマートフォンを満充電するまで使えるかというと周りの目も気になりますしほとんど無理だと言えると思います。それでも、天候に関係なく発電できるというのは防災用品としての魅力はありますが、時間に追われるような車中泊の旅の日程を組んでしまったら、ほとんど活躍の機会はないことは断言できます。

 となると、最終的にはまたソーラーパネルを使った充電セットに落ちついてしまうのかなという感じですね(^^;)。ただ私が今まで紹介してきたような小さいソーラーパネルの付いた充電器のセットでは単三のニッケル水素電池でさえ空の状態から下手をすると3日くらい満充電までかかってしまうのです。

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 そんなわけで、現在ソーラーパネルの出力が10W前後くらいで持ち運びがしやすく扱いやすいソーラー充電のセットを物色しています。これくらいの出力なら、エネループ4本くらいでも日が十分に当たる所でなら数時間で充電が終了し、使い方によってはポータブルバッテリーの充電も可能になります。上の写真のモンベルが販売しているアメリカのメーカーGOAL ZEROの製品、ガイド10プラス アドベンチャーキット(ちなみにモンベルのオンラインショップでは品切ですがアマゾンで他社の販売する同製品は少々高いですが在庫があるところもあります)は折りたたんで持ち運べ、バックパックにも付けて移動できたりします。いったんエネループに充電して携帯電話やスマートフォンを充電できるので、普通に比較するとこれあたりが良さそうですが、出力が7Wとちょっと小さいのと、充電器や給電装置がダブってしまうので、持ち運びを気にしなければもう少し安いパネルで高出力なものを車載するという手もあります。

 おそらく私が山に行く事が中心ならばこのような持ち運びの良さを優先すると思いますが、車に常備して必要な時に充電するような使い方ならば、そこまでの準備はどうかとも思いますので、もう少しいろいろな所を物色してみようと思っています。


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