エコなハイブリッドカーか安全度の高い車か

 東京で起こったことが全国のニュースとして優先して報道されるということはあまりいいこととは思えませんが、昨日東京江戸川区で起こった自動車が歩道に乗り上げて死傷者が出たニュースは当初あの秋葉原の無差別殺傷事件を連想しかけましたが、そうではなく、高齢者の運転した車によるものでした。

 車が暴走した原因はアクセルとブレーキを間違えたというものでしたが、いったいいつになったらこの種の事故は根絶されるのでしょうか。以前のエントリーでスバルのレガシィに付いている衝突回避装置について書かせていただいたことがありましたが、もう少し本腰を入れてこういう車があるんだということを告知していくなり、政府の高齢者限定の購入補助なりやってもいいのではないかと本気で思います。

 本日のワイドショーではトラックのハイブリッド車についての話題が報道されていました。有名芸能人の親をコマーシャルに登場させるということで注目が集まったのだと思いますが、コマーシャルに出演している親の世代は、まさにアクセルとブレーキを間違えて踏みかねない年齢層の人たちです。

 今後の東北で新たに車を持ちたいと思われている方も多いと思うのですが、さまざまなストレスや考え事をしていて、ついうっかりして事故を起こす確率というのは他の地方よりも多いのではないかと想像します。衝突回避機能は絶対大丈夫というだけの精度があるわけではありませんが、加齢や疲労による判断力の欠如をある程度補ってくれるだけの性能はあります。大々的な広告や扇動によって流されることなく、今の私たちにとって何が必要かということを十分に考えてから車の購入を決断されることをおすすめします。と同時に、政府はエコ関連ばかりにお金を使わずに、人々の生命を守るためにお金を使ってメーカーに安全な装備の設置を促すような政策をやってくれないと、また同じような事故が全国のいたるところで起き、悲しむ人が増えてしまう気がしてなりません。


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