暑くない夏というのはおかしいので、ここで夏の暑さを嘆いても仕方がないのですが、昨夜は扇風機からの風自体が生暖かく、非常に寝苦しい夜でした。
これを書いているのは早朝になりますが、それでも自宅の温度計は30度を差しており、これからまた気温が上昇するかと思うとぞっとします。就寝時に窓を開けることができる自宅でこれですから、状況によっては窓を全開にすると危険が伴う夏の車中泊というのはいかに条件が悪いかということが実感できるのも普段エアコンを利用しない生活が当たり前になっているからかも知れません。
それでも、何とか暑さをしのげているのは、私の場合冷蔵庫で冷やす氷枕のおかげです。車中泊の旅にはカチカチに凍る古いタイプのアイスノンを持っていきますが、普段使いにしているのは冷凍庫でも凍らないソフトタイプの氷枕です。これを首筋や手足にあてたりしながら何とか暑さをやりすごすのですが、常に低温を保てる冷蔵庫がある自宅での生活と違い、車での旅において車中泊をする場合には、何とかしてこうした冷たいものを安定して使えるような方法について考えないととても夏の暑い盛りの車中泊は難しいと言えましょう。
そんな中、個人的に興味があるのが、スポーツでアイシングによく使われるアイスバッグ(氷のう)です。氷自体はコンビニエンスストアで売っていますので、袋入りのクラッシュアイスを購入し、就寝時に氷のうの中に入れて体を冷やしながら横になるようにすれば、氷が解けるまでは涼しさを保ってくれます。ただ、こうした方法で朝まで寝られるかどうかは、普段ある程度エアコンなしの生活が染み付いているかどうかにもかかっている気がしますね。もちろん、エアコンを使わないことによって夜間であっても熱中症にかかる危険があることもあり、体を壊してまでエアコンを拒否する生活を勧めるものではありませんが、幸いなことに私の場合は何とかエアコンなしの生活で体に限界を悟ったことはありません。だからといって、積極的に車中泊をしようとは思わないのですが(^^;)、夏の長距離移動の中でどうしても車の中で一夜を明かさなければならない場合も考えておかねばならず、そのための対策はいろいろと考えざるを得ません。
夏のドライブではいかにして涼を運ぶかというのが重要になると思いますが、氷を持ち運ぶ手段としてクーラーボックスの他にも、口の広いステンレス水筒を利用し、氷の粒をぎっしりつめておくというのもいざという時に氷のうを満たすことができるので有効でしょう。レジャーや帰省で出掛ける際には、とりあえず自宅で作った氷をそうした方法で持っていくことをおすすめします。