ウィルコム副回線を有効活用する

 一時期には契約者減少が止まらないという感じでジリ貧の先行きしか見えなかったウィルコムですが、10分間の通話が月500回まで定額という「誰とでも定額」というオプションプランを沖縄のみの実施から全国展開したことによって回復してきています。ただ、この回線契約増加の原因としてウィルコムが打ち出してきた一つのキャンペーンによるところも大きいと言えましょう。それが、主回線に副回線2回線までを対象にした基本料金の無料の「もう一台無料キャンペーン」です。

 私はこのキャンペーンが始まったばかりの頃、当時端末代金0円でばらまかれていたSIIのxplateというカメラもブラウザもない端末で副回線に加入し、基本料金のみの維持費0円という条件で回線を維持してきました。その後、端末代金が月980円のものを契約すれば、オプションの「誰とでも定額」を付けた場合に端末代が相殺されるプランとなりましたが(その場合は月980円を2年間支払うことで通話定額のプランにできるわけですが)そうして購入した方も割賦販売の期間が終了すれば誰とでも定額を外すことで基本料だけのプランになり、月0円で主回線を解約しない限り維持できるプランが出来上がります。

Ca3i0002

 私の場合は今まで使っていた端末の性能が高くないためほとんど今まで活用してこなかったのですが(^^;)、先日、近所のリサイクルショップでWX01Kという折りたたみの端末が安く売っているのを見付けてしまったため、購入してすぐにウィルコムプラザで機種変更をしてきました。端末を持ち込んでの機種変更は、家電量販店にあるウィルコムのブースでは扱ってはくれないと思いますが、ウィルコム専門のプラザではこういったものも扱ってくれます。店頭では料金はかからず、後日に毎月の引き落とし金額から手数料の2,100円が余分に請求されます。手続自体は15分くらいで完了し、私のウィルコム副回線の環境は劇的に改善しました(^^)。

 私の主回線の電話機はストレートタイプのもので、次もストレートタイプにしようと思っているので、画面も小さくてメールを確認する場合にはスマートフォンの大きい画面に慣れてしまった身としてはかなり小さく感じます。さらに今のウィルコムのストレート端末のラインナップは総じてカメラの性能が31万画素と、せいぜいここで紹介しているブログに貼り付ける程度の画質で、プリントまで考えると貧弱だということも気になっています。カメラの性能はQRコードの読み取りにも影響し、残念ながらストレート端末ではQRコードの読み取りには対応していません。また、いざという時に電話機をパソコンとつないでモデムとして使いたい場合、ストレート端末での選択肢は色がカラフル過ぎて使う状況によっては周りから浮いてしまうかも知れない(^^;)HONEY BEE5しか選択肢がなくなってしまうというのも困った点です。しかし、今回手に入れたWX01Kは3インチとい乗大きめの画面にカメラも300万画素でオートフォーカス機能があり、普通のQRコードの読み取りに問題はありません(ポメラの長文テキスト分割コードは読み取れませんでしたが、簡単なメール程度の文章は問題なく読み取れました)。またパソコンとケーブル接続をしたダイヤルアップ接続で、モデムになる機能も付いていますので、いざという時には非常に頼りになります(プロバイダ料金は別途かかります)。とりあえずGmail宛てに届いたメールを転送するように設定しましたが、さしあたってはトランシーバーのようにウィルコム間の通話(これは24時間無料)と写メールを含むメール送受信専用として月額0円を維持しながらでもかなり使いでがあり、いざという時には主回線の端末でなくこちらの方にPHS回線を使ったインターネット接続の方を一本化させたいと思っています。

 今のところウィルコムではストレートタイプのものしか防水防塵対応の端末がなく、Bluetoothの子機になるものは出ていません。もしWX01Kのような折りたたみ端末でそうした機能が入ったものが出てきてくれれば言うことがないのですが、幸いにも私の場合は月額0円で維持できる端末を機種変更したことで、主回線でできないことの多くを行なうことができるので、主回線の割賦販売の期間が終了したらストレート端末に機種変を行なおうかと思っています。すでに副回線を契約したものの使っていない場合、主回線の機種変更をするタイミングで、今まで主回線で使っていた端末を副回線にのせかえてしまうという手もありますので、今使っている電話機の機能が気に入っている場合に副回線で使っている電話機をはき出すような形で同時に手続きするのがおすすめです。副回線の端末に不満を持っている方は持ち込み端末による機種変更という手を使ってウィルコム回線利用の可能性を広げてみるのも楽しいですよ(^^)。


スポンサーリンク

コメントを残す