ウィルコムの基本料無料副回線で非常用電話を作る

 災害時に使える携帯電話とは何かという事を考えると、防水・防塵対応という機能が考えられるかも知れません。しかし、自分たちだけでなく、周辺にいる多くの人にも使えるようにできる電話でという事を考えると、今普通に購入できる電話機の中でいざという時にいつでも、あまり携帯電話の操作に自信がない人でも使えて、その使い方も簡単なものはウィルコムの「イエデンワ」「イエデンワ2」が優れているように感じます。

 私はイエデンワが出てすぐ基本料無料になる副回線の追加という形で、どう使うか考えないまま増やしてしまいましたが、先日ようやく購入から2年が過ぎ、端末の分割購入期間が終了しました。今までは毎月の端末代金の割賦料金と「誰とでも定額」の定額料金が相殺されるような形でオプション料金を払っていました。今後そのままオプション料金を払っていても毎月の負担は変わりませんが、オプションを外せば主回線の契約があるうちは回線を維持するための費用が全くがかからなくなります。ただ、ウィルコム間の通話は無料という契約なので、ウィルコム以外の番号に掛けないで運用していても維持費0円というのは変わりません。

 ここまで、私のイエデンワの利用状況を考えてみると、自宅回線から掛ける場合の代替として使ってはいましたが、通話料金がオプション料金の980円を超えることは全くありませんでした(^^;)。以前は主回線で使っていた端末の感度が悪かったので、その代わりにイエデンワから掛けたこともありましたが、今は感度の良い新しい機種に変えているため、その用途で使うこともあまりなくなりました。

 というわけで、思い切ってオプションをやめることにし、塩漬けのような契約状態にしたままこのイエデンワを本体の電池とを別々にし、非常用持出品としてリストアップすることを考えました。

20140127_205210

 改めて考えてみると、専用電池を使わず、汎用のmicroUSBの付いたACアダプタおよび外部電源で動き、単三電池4本でも動くということであれば、とにかくウィルコムの電波が生きている所まで移動すれば、他の携帯電話と比べて電源について解決できる状況は多分にあると言えるでしょう。先日購入した大容量の外付バッテリーQE-QL301とは結構マッチしていて、バッテリーの上にイエデンワを置いておきながら長時間使えそうです。そして、実際の災害が起こり、固定電話が復旧する前の臨時電話として使う前に、サービスセンターの116からオプションの「誰とでも定額」をその時点から付ければ、自分のためだけではなく、気軽に周辺の人にも電話を使わせてあげることもできます。これからこの「イエデンワ2」(2014年1月現在で販売されている機種)に興味がある方は、ウィルコムの主回線があれば追加で2回線増やせる事を利用し、「誰とでも定額」のオプションを付けて、月980円+α(オプション料など)で維持しながら使い込んでいけば、本体代の負担もそれほど気にならなくなるでしょう。

 個人的にはBluetooth内臓でウィルコムの対象機種を子機として使えたり、FAXが使えるようになったり、外から電話機の留守録が聞けたりする新機種が出てくればいいのにと思っているのですが(^^;)、ソフトバンクがこの機種の存続を維持してくれるかどうかもわかりません。以前このブログで書きましたが、ウィルコムの電話機の割賦販売はほとんどの機種で36ヶ月になってしまいましたが、イエデンワについてはまだ24ヶ月のままになっていますので、ある意味4月にウィルコムが社名を変更する前に現状の契約のまま入手してしまうという選択肢はあると思います。

20140127_210150

 ちなみに非常用持ち出し袋に入れるにあたり、使い古しのノートパソコン用ケース(11.6型)のものに受話器を外した状態で入れてみたら、ご覧のようにぴったりとはまりました。この状態で中から電話機が出てきたらそれはそれで受けが取れるかも知れませんが(^^;)、取っ手の付いたノートパソコン用ケースならさらに持ち運びがしやすくなるかも知れません。


スポンサーリンク

コメントを残す