ウィルコムとイー・アクセスの合併後はどうなる?

 私がウィルコムの電話機を新しいものに変えてようやく一か月が経ちました。契約時の約束として、私自身全く使うことのないオプションを契約し、さらにこれも全く使わないネットサービスの申し込みもされてしまいました。結局、機種変更時に付けたさまざまなオプションは一回も使うことなく、昨日全て解約しました。実に無駄な作業だと思いますが、付けないとそれらの月額合計より多くの頭金を払わなければならず、仕方なしに入ったのです。それでも私のようにきちんと解約するスキルのある人は頭金を払うよりも安く上がっていいのですが、つい忘れてそのままにしてしまう可能性があると思っている方は、契約時には注意が必要です。

 本来、どんな契約も契約者に良かれと思って加入を勧められ、加入するものであると思うのですが、普通に電話とメールだけしかしない人に対してまで本体からのWeb関連のサービスなど使うはずもなく、もし忘れて毎月のオプション料金を知らずに払い続けてしまう人も少なからずいることでしょう。ただ、後になってユーザーがお店に文句を言ったとしても、加入時に説明したという根拠により、過去に支払った分を取り戻すのは不可能で、その分が電話会社の利益となってしまうわけです。ここを読まれている方は少なくともそんなことにならないように、きちんとオプションを期限までに外すことは実践されていると思いますが、もし忘れてしまうか不安になったら、あえて高い頭金を払って毎月の支払いを必要とするサービスのみにしておくこともありだと思います。期日までにきちんと自分で処理できる自信がない方は、多少不利になるところもあるかも知れませんが、それでも数千円くらいの負担増のみで済みます。解約手続きを1ヶ月忘れただけでも結構な負担のかかるオプション契約に入らされているのです。

 さて、そんなウィルコムとイー・アクセス(イー・モバイル)が2014年4月から合併することが正式に決まったということです。世間ではこの2社とソフトバンクが統合されるメリットについて憶測が飛びかっているようですが、私には違った感覚があります。最初に紹介したウィルコムの機種変更にかかる費用はどんどんユーザーにとって不利になっていますし、ぱっと見で素晴らしい端末やプランが出ても、加入するためのオプション契約が露骨に高くなっているかも知れません。合併を前にしてウィルコムでソフトバンクモバイル/ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク/イー・モバイルへの通話が24時間無料で、さらにPHSが圏外の時に上記回線への転送料金についても無料になるという「ソフトバンク/イー・モバイル通話定額 」というサービスが開始されたのですが、これはスマートフォン契約でのみ使えるという事で、今後2年間はガラケーの支払いを続けなければならない私には無関係です(^^;)。今後、通話はウィルコム、データ通信はイー・モバイルという感じのサービスになっていくことが予想される中、あえて一部サービスが競合するウィルコムのスマートフォン利用者だけに恩恵を与えるような感じでは、それほどウィルコムで通話中心のユーザーにメリットがないのではないかと思えてしまうのですね。

 まあ、具体的なところがまだ出ていない中、文句ばかり書いていてもしょうがないのですが、世の中自体が厳しい状態になる中、全てがユーザーに有利になるような形にはならないかと思います。まずはあわてて契約を動かすことなく、私の使い方で一番メリットが出そうな使い方を模索しつつ、新会社のプランを今後検証していくことにしましょう。


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