イーモバイル Nexus5 を月2,515円で維持している方へ

 何も携帯電話料金だけに限りませんが、センセーショナルな価格設定というのは、必ずしもその金額ですべてをまかなえるようには設定されていないことが多いです。車の値段でも最安の価格で買えるグレードのものは、結局オプションを付けると高く付いてしまうことが多いわけですし、購入する前に最安で購入した場合何が足りなくなるのかということも考えておく方がいいと思います。

 今回私が購入したイーモバイルのNexus5のプランは、2年間の限定ではありますが月額2,515円と、他の会社でスマートフォンを維持する金額より相当安いのですが、ここにも注意しなければならないことがあります。もしNexus5が故障・水没・破損した場合の保証サービスは別料金となることです。保証サービスは2,515円の中には入っていず、このサービスを追加するには税抜きで月500円(契約時のみ加入可能)なので、そこまで考えると月3千円を少し超える維持費になると思った方がいいでしょうが、その点を考慮に入れず保証サービス抜きで契約してしまった方がもし端末が壊れてしまったらどうなるかということからまずは考えてみましょう。

 イーモバイルのNexus5の契約は従来のイーモバイルの契約とは違う4G-Sというプランになります。ソフトバンクの900MHz帯、いわゆるプラチナバンドが使える反面、従来のイーモバイルが出している機種との互換性はありません。SIMフリーと言われている端末にNexus5に入っているSIMを入れても使えないので、たとえ保証サービスに入っていたとしても、故障してショップに持ち込んだ際、すぐに代替機が確保できるのかどうかは現状では私には判断出来ません。ちなみに、これを書いている現在、4G-Sプランで使えるスマートフォンはNexus5の他、もう一つあります。それが富士通のARROWS S EM01F です。

 すでにNexus5を使っている人にとっては言わずもがなのことかも知れませんが、Nexus5の中に入っているSIMカードをARROWS S EM01F に入れて使うことは可能です。ということは、白ロムでARROWS S EM01F を安く入手することができれば、もしNexus5に何らかのトラブルがあった場合、保証プランに入っていなければ高いお金を払って修理するか、契約を中途解約せざるを得ないところ(SIMカードを差して使える端末がなければ使えないため)、白ロムの端末料金だけで契約を保ったまま使い続けることができます。さらに言うと、これを書いている現在ARROWS S EM01F の白ロム価格は新品同様でも1万円を切っており、保証代わりに買っておくという選択もあるのではないかと思いますね。

 具体的には、今使っているNexus5が使えなくなったり、オンラインストアを通じて修理に出す時にSIMを差し替えて使うために使わないでキープしておくというパターンだけでなく、Nexus5にはMVNOの安いSIMを差してデータ通信のみに使い、新たにおサイフケータイおよびワンセグが使える防水スマートフォンとして2台体制で使うというパターンもあるでしょう。前者の使い方でよければ不具合が出た時点で購入を考えてもいいと思いますが、果たしてその時に程度のいい白ロムが市場に出ているかという問題もあります。月2,515円で維持している場合、保証サービス分で月に税抜き価格で500円分を払わなくてもいいわけですから、2年間では12,000円+消費税の負担減になります。保証サービスに入ろうと思って入らなかった場合、元々追加分の金額は出すつもりがあったわけですから、1万円以下で白ロムが仕入れられればなかなかいい案件ではないかと思います。私自身はネットなどで積極的に購入しようとは今のところ思っていませんが、もしどこかで格安の白ロムに出会ったらつい財布の紐を緩めてしまうかも知れません(^^;)。


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